3月9日の冬のスペシャルガイドウォーク「真冬の大泥火山を見に行こう」の下見に行ってきました。
今回は、新ルートでの実施を検討中だったので、後生掛温泉入口付近のアスピーテライン行き止まりから出発。斜面を上って、雪に埋まったアスピーテラインをしばらく直進それから後生掛噴気地帯へ入るコース取りです。
天気が良く、途中焼山の景色もきれいでしたが、噴気地帯にたどり着くまでにバテテしまいました。半日行程のルートでは後生掛温泉旅館部前出発が無難かも・・・
後生掛噴気地帯にでると天候良くなってきました。
青空バックに雪景色が映えます。
歩いていると帽子がいらないぐらいの陽気。
噴気地帯を見下ろすポイントに到着。
午後に行ったので、ちょうど日が差しこんでいました。
山頂方面をながめると、真っ白な山肌が。
どうやら樹氷はキレイに成長しているようです。今日、山頂方面に向かった方は美しい樹氷群を見れたのではないでしょうか。
3月2日の「八幡平樹氷ツアー」まで樹氷がもってくれること期待したいです。
先ほど見下ろしていた噴気地帯まで下ってきました。
いつも渡っている橋の上の雪の量が尋常ではなく、不安定に見えたので、別のルートで進行。
ひと休みしながらしばらく景色を眺めていると、森の奥からバキバキっという轟音が聞こえました。
風も緩やかな穏やかな天候ですが、雪の重みに耐えかねて枝が折れたのでしょうか・・・
このコースの見どころの一つ。大泥火山。
ここも地熱が作り出す雪の凹凸、水面に映り込む景色が見事です。
真冬は大泥火山の吹き出し口を間じかで見ることもできます。噴気の音がボコボコボコと耳の奥に響いてきました。
ところどころ歩道がでているところも
冬は地熱の高いところ、低いところがよく分かります。
後生掛噴気地帯を横切るトレース。周囲の木々は後生掛で多くみられるキタゴヨウの木。
ふりかえって、山頂方面をみると、先ほど見えなかった畚岳が白く浮かび上がっていました。
続いて中坊主地獄へ
ここは岩の上に積もった雪の造形が個性的です。
地熱がつくる表情豊かな雪の造形。
地熱でできた雪の段差をスコップでかき分けながら、大湯沼に到着。
少し荒れてきました。どんなに良い天気でも山の上では油断は禁物です。
雪の量、やはり今年は多いようで、手前の旧い看板がほぼ埋まっていました。
しばらくすると日が差しこんできました。
焼山を背景に湯気と雪煙に見え隠れする大湯沼。
当日は大湯沼を見下ろす展望地からの景色を見ていただきたいと思っています。
帰路は焼山の登山コースに連結するようなルートを歩いてみました。
風と噴気の影響か開けた雪原となっています。尻滑りできそうな斜面もあり、積雪期だけみることができる新鮮な景色いろいろありました。
大湯沼からベコ谷地コースの登山口付近のゴール地点までは約30~40分。時間に余裕があればこのルートはとれそうです。
途中、ヤドリギがたくさんありました。
頭上すぐ近くに見えるオレンジや黄色の実が鮮やか!
3月9日の冬のスペシャル☆ガイドウォーク「真冬の大泥火山を見に行こう!!」
まだ定員若干開いていますので、ぜひご参加ください。
<お申し込み>(一財)自然公園財団八幡平支部冬期事務所 TEL0186-22-0476 (氏名、生年月日、血液型、住所、TEL、スノシューレンタル必要かどうか)をお知らせください。