開会式の様子です。パークボランティアの皆さんが応援に駆け付けてくれ、全体を4班の編成としました。
「頭の上に手を組んで大きくなってくださーい」 と、いつもの準備体操をしています。「急坂があるって聞いてたけど・・・」 少々の不安がよぎります。
一日目の行程のゴール蒸ノ湯温泉を出発。 「二日目の行程は急坂があるって聞いてますが、私・・・大丈夫かしら?」
二日目の行程、「蒸ノ湯温泉~八幡平山頂縦走トレッキング」が始まりました。
遠くで見ていると、紅葉はまだ早いかなと思っていましたが、足元には草紅葉が始まっていました。
秋の気配を楽しみながら。
軽く「大谷地」に到着して、これからのコースの説明をしています。
長沼から先は急坂が待っているとか、の未体験ゾーンです。
パークボランティア山口会長が自然解説をしています。
先日の台風による倒木です。
幹の直径40㎝程のオオシラビソが倒れていました。
大谷地の草紅葉に日が当たり、輝いています。
まあかわいい!
長沼手前の展望地からは「森吉山」と澄川地熱発電所の立ち上る水蒸気がくっきりと見えていました。
右側に見える水蒸気は、八幡平ビジターセンター裏の泥火山からのものです。
まずは楽勝とばかりに「長沼」到着です。
証拠の記念写真を撮らなければと、一枚。カメラマンが何か言って、皆さんを笑わせています。
「長沼」を過ぎたら間もなくこれです。
急坂の悪路に入ると、グループは少々渋滞しています。
足の置場を慎重に・・・
「急がなくてもいいよ!~」と声がかかりますが、顔を上げるゆとりがありません。
さすがにこの急坂にはロープがあります。
何年か前にここで転倒された方がいて、この急坂はその方の名前を付けて「○○転ばし」と呼ばれているそうです。
八幡平の山の形はカレーの皿をひっくり返したような、と紹介してたのに、こんな登りがあるなんて・・・
という思いの方もいたかも知れませんが、まずは眼前の登りに集中。
急坂を頑張って、頑張ってようやく「ベンチ広場」でお昼御飯、エネルギー補給とも言えそうです。
ボリュームがあります。
「ベンチ広場」を過ぎたら、登りもマイルド。
「草の湯分岐」の向こうに八幡平の山頂が見えてきました。
「草の湯分岐」は草紅葉が始まっているようです。寒暖の差が大きくなると色の濃淡がくっきりと付いてきます。
「八幡平」の山頂の方向を何となく眺めていますが、どこが山頂なのかよくわかりません。
目の良い方が、「湿原の斜め左、オオシラビソがV字にカットされているように見えるところに山頂の指導標が見えるよ」と教えてくれています。
先が見えたので一安心。足取りも軽く「草の湯分岐」出発です。
と、足元に変わった花を見つけ、皆さんで花の撮影会が始まりました。
白花のエゾオヤマリンドウ。来年もここに咲くかどうかはわかりませんが、皆さんのカメラにはこの画像が収まりました。
「草の湯分岐」から見えた冬の指導標300番「八幡平山頂」到着です。
ここでも記念写真。急坂を越えてやってきた皆さんのとてもいい顔でパチリ。
あとは余裕で「八幡沼」を眺めています。
「見返り峠」からの眺望もまた格別でした。
参加の皆さんから、「登りはきつかったけど、アップダウンの変化があって楽しめた」と言っていただけました。
車で頂上直下まで来ることができる「八幡平」ですが、一合目から登り始めると二日がかりの行程です。
八幡平のスケールの大きさを改めて感じたところですが、頑張った皆さんと晴天に感謝したいと思います。
ありがとうございました。
あべ