~晴寿々月~

日本舞踊、着物、歌舞伎、気になることを徒然に…
奈良の芸妓さんに地唄舞を習ってます♪

元興寺での扇供養 本番編

2009年05月27日 23時04分34秒 | 日舞関連(お稽古以外)
坂本晴寿恵社中の準備も済みました。
いよいよ出撃(?)です!

ちなみに、準備編はこちら

美しく着飾った女性が団体で奈良町界隈を歩いて行くのは、とても目立ちます。
おまけに二人(お師匠さんと仕込みちゃんの菊弥ちゃん)は日本髪ですし。
注目を浴びて楽しいったら!

元興寺に着いたら、”まず”お家元の元へ挨拶をしに伺います。
挨拶が済んだら、供養が行われる扇塚の前で14時まで待機。
天気が良いのは嬉しいのですが、日差しが強すぎます
暑いです!
日焼けしちゃいます!
日傘をさしたり、日影に避難したり…
祭壇は、扇塚前に設けられています。

この扇塚、石は「生駒石」で、字は「光悦」の字を使っております。

扇供養
14時過ぎから始まりました。
1.お家元の挨拶。
2.ゲストの挨拶。
3.扇供養&お炊き上げ
4.辻村泰善住職の御挨拶

お炊き上げの参加は、一般の方も可能です。今回は長い列が出来ました。

まずは、住職が団扇に火を付けます。


続いて、坂本 晴江お家元が扇を火にくべて扇塚に向かって手を合わせます。


扇のお炊き上げの様子。次々と扇子や団扇が火にくべられて行きます。(撮影者:むさん)


私もお祈りしましたよ。

奉納舞
私達は、「日本の四季」を5人で舞いました。


5人全員で登場した所です。(撮影者:カズさん)
華やかじゃありませんか?
向かって右から 信子さん、晴寿恵師匠、晴寿々菊ちゃん、晴寿々月:私です。

菊弥ちゃんは「春の部」です。

扇は桜の木をあらわしています。(撮影者:むさん)


絞りの振袖。帯はゴージャズかつ可愛らしく赤地に金でした。

信子さんとお師匠さんで初夏の部です。

(撮影者:カズさん)
お師匠さんの着物は、黒地に四季折々の花が描かれた裾引きです。帯は、銀地に流派の紋である扇が織り出されています。


(撮影者:むさん)
着物は濃い紫に白い文様。帯は簪柄が描かれたピンクのもの。帯揚げ、帯締めを緑にしてはっきりきっぱりしたコーディネイト。
大人な中にも可愛らしさが漂います。

お師匠さんは夏の部。


波音を聞いています。

晴寿々菊ちゃんは、秋の部を踊ります。

クリーム地に刺繍が飛んだ付け下げ。帯は金。重ね襟に淡いグリーンを持ってきて、帯締めもグリーンです。
爽やかなコーディネイトですねっ。


この振りは、枝垂れ紅葉をあらわしています。(撮影者:カズさん)

そして、晴寿々月(私)が冬の部です。

お酒を注いでもらった所です。(撮影者:むさん)




雪が降っているので、傘を差して、褄を取ってポーズ(撮影者:カズさん)
この後、雪を踏みしめる振りが付いてます。

最後に出演者全員で、手拭い撒きをします。




この日嬉しかったこと!
友達のむさんご夫妻がいらっしゃって下さいました。
二人とも着物姿で仲良し夫妻。素敵!
写真もたくさん撮っていただきました。
なのに、むさんとのツーショットなり、スリーショットなりを撮るのをすっかり忘れておりました。
すっごいショック!そして後悔の嵐です。


最後になりましたが、今回は一部(?)というか沢山の写真を着物のいろはの、むさん、カズさんよりご提供いただきました。
お二人からご提供いただいた写真には、撮影者名を明記させて頂いてます。
美しい写真をありがとうございます~


着物話がいっぱいのブログは、こちらへ。
芸事の話はこちらへ。
私が楽しみにしている話が満載


ブログ村に参加しています。
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
応援よろしくお願いします


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2009-05-28 11:53:10
ステキな行事に誘ってくださって
どうもありがとう♪

扇供養、初めて拝見しました。
あ、あ、あ、あんなキレイな扇を、
もったいない~~~!
などと、ビンボーに騒いでしまいそうでした(^^;;

踊りもすばらしかったです!
何気ないポース、所作のひとつひとつが美しくって。
でも、こうして所作の意味を説明して頂くと、また興味深いものですね。
そういう事だったのかー!?みたいに。

撮影、わざわざ紹介してくださってありがとうございます。
お役に立てるなら、お気遣いなくバンバン使っちゃってくださいね!
そうなんですよー (きょうこ@晴寿々月)
2009-05-28 21:44:20
>あ、あ、あ、あんなキレイな扇を、
>もったいない~~~!
もったいないので、今年は、団扇になりました。
日舞を始めたばっかりの頃は、しょっちゅう床に落としてたし、扱いも手荒だったので、結構ボロボロになりましたっけ。
最近は、さすがにそんなことはなくなりました。
ということで、中々燃やすぐらいにはならないのです。

>でも、こうして所作の意味を説明して頂くと、また興味深いものですね。
>そういう事だったのかー!?みたいに。

うちのお家元は、意味のある”振り”を付けて下さるので、それがちゃんと表現できているかどうかが心配になっちゃうのですよ
道は遠いですね!
Unknown (京の友禅屋)
2009-05-28 23:06:19
お召しになられたお着物・・・お袖が長いな、と思っていましたが・・・お襦袢の袖手直し大変でしたね。

綺麗所がお揃いで歩いておられたら・・・注目の的でしょうね。
友禅屋さんへ (きょうこ@晴寿々月)
2009-05-29 00:24:18
>お袖が長いな、と思っていましたが・・・
やはり、分かりました?

1尺5寸ぐらいありました。
なぜ、”ぐらい”かというと、襦袢の袖を作る際、袖の長さと比べながらしていて、きっちり測っていないからなのです。
でも、間に合って本当によかったです。

コメントを投稿