おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

ふれあいフェス後記

2016-12-06 | あしもとからの思索
ふうっと気が抜けて、だいぶ日があいてしまいました〜。
12/2に鎌倉市の福祉施設の芸能発表会「ふれあいフェスティバル」にて、鎌倉市内ふたつの施設の出演のお手伝いをしました。ここ数年、毎年関わらせていただいています。
あまり外出のない入所施設の皆さんにとっては年に1度のお楽しみ。朝から緊張でドキドキです。
マイペースを大切にされている地域作業所さんにとっては、それぞれの都合で動くのではなくチームで一緒にできること。
あしおとでつながろう!プロジェクトのメンバーも一緒に踊ります。
小屋入りして挨拶して、お弁当を食べて食休みにどうでもいいおしゃべりをして、稽古をして、衣装を着てメイクをして。
日常とは違う、自分に魔法をかけ、チームの空気を作っていく過程を、じっくり味わってもらえたらと思う。



こういうイベントは、たくさんの施設が関わられるから、滞りがないように、余裕を持って細やかにタイムテーブルが組まれている。半年ほどかけて準備してくださる実行委員会の方々は、出演者が当日参加だけでうまくまわるように、転換中のMCの長さまで事前に十分に打ち合わせされているのだ。隙のない準備に感謝!

全体がうまくいくために必要なことは、とても小さなことの積み重ねだ。
細やかさが命と言ってもいい。


今回に限らず、感じること。
障害があるからこれしかできません、というのではなく、もっとも落ち着いて丁寧に時間を紡いだらいいなあと思うことがある。個人の意思を、決めつけないで感じること。別枠内の存在でしかないような振る舞いをさせているのは、マイルールで生きている、支援者の方だったりする。個人差の多いガイドヘルパーさんのあり方はもう少し検証された方がいいように感じる。

もし私が喋れなくて、そのために人生の選択を狭められていたら、いつもこうしてるから、ということの強さには抗えないのだろうな。いつもの方が正しい、と思うしかなくなってしまうのだろう。憲法にある個人の尊重を本当に実現するのは、日々の小さな選択からなんだろうな。



おどるというのは、心が躍ること。それが体に滲み出ること。感じ合うこと。。。
からだのある今日に感謝!


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