おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

支配ではなく対等な関係を

2020-06-18 | あしもとからの思索
昨晩投稿したのですが、なぜか記事が消えており、再投稿します。
つくづく、支配関係について考えています。
家庭でも、叱責が日常化していると、それを愛だと間違えてしまい、当たり前に感じてしまったりするけれど。その関係は支配なんだ。

まず、「アート×福祉」事例報告更新しました。小学生学習室のみんながきづかせてくれたこと。
「対等な関係の裾野」
https://note.com/odorunatsuko/n/n5badcda97b1e

アップリンクへの元社員提訴のニュースが流れた夜、1時間ほどの記者会見動画を全て観ました。
その後にFacebookに投稿したもの、ブログにも残しておきます。

「アップリンクへの元従業員からの提訴。vimeoの会見をすべて見て、シェアしようと思ったところ非公開になってしまった様子。
私は2014年に映像WSを2期受講しているので、この件、とても残念です。残念ですが、表現に関する職場環境について、正直な、真摯な提訴だと感じました。これを機に、全表現界隈の仕事のあり方が変わることを望みます。パワハラの傷は身体に残ります。実際の暴力でなくても。内で他人に何かを強いていたら、外に向かって良くうつっていても内側から壊れてしまう。

表現界隈がブラック企業どころではないのはこれまで当たり前でした。提訴された浅井氏も、その感覚で切り拓いて来られたのだろうと思います。昭和世代だけでなく、今の30代からですら、パワハラと気づかない暴言や無償労働の要請など、負の連鎖に出会います。やりがい搾取という言葉が印象に残りましたが、それも、どのジャンルでもよく見られることです。表現に携わる人が、長らく職業として一人前に保証されて来なかった、社会的な負とも思えます。
日本全体の人権意識から底上げしていかないと。発言しても、働き続けられるような社会に。」


大人になったら、常に省みることをしないと、当たり前がずれてしまう。大きなシステムの中で、おかしいよ!と発言することを、封じ込められて頑張り続けると、他者にも強要してしまう。
社会全体で、土壌改良が必要なのだと思う。



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