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アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

『全日本コシャリ研究所』

2006年04月16日 23時06分38秒 | アラブ料理その他
 『全日本コシャリ研究所』というブログが、goo でできていました。こちら blog.goo.ne.jp/amoremaru/です。コシャリは、マカロニ、スパゲティ、お米、レンズ豆、ヒヨコ豆などを混ぜ合わせ、カリカリに揚げた玉葱をトッピングし、トマト・ソースをかけてかき混ぜて食べるものです。好みで、お塩や唐辛子ソースやお酢を足します。カイロでは一般的な食べ物ですが、アレキサンドリアなどに長期滞在なさっていらした方は「コシャリがエジプトの味なんて嘘だ」とおっしゃっていましたので、地域差もあるようです。

今日もカブール食堂

2006年01月07日 23時08分50秒 | アラブ料理その他
 今日は、大学の先輩であるバリバリのキャリア・ウーマンと、神田カブール食堂に行ってきました。アフガニスタンですからね、アラビア語は圏外なのですが、ふっと、従業員と(多分ダリー語で)話していた相手から「インシャー・アッラー」という文句が発せられたのが耳に飛び込んできました。やっぱりイスラーム圏ではあるんですよね。

神田カブール食堂にて

2006年01月06日 23時54分13秒 | アラブ料理その他
 アフガニスタン家庭料理神田カブール食堂に行ってきました。(アラブ料理じゃないんですけど許してください。)連れて行ってくれたのは、留学先のサウジアラビアから一時帰国中のイスラーム教徒氏。久し振りに一緒に会おうということになったのですが、イスラーム教徒ですから、日本の外食先は限られています。そこで、そのイスラーム教徒さんにお店の選択を任せたところ、カブール食堂はハラール肉のお料理を出しているということで、そこに決まりました。

 ほんとうは、以前カイロ特派員だった某記者さんもご一緒するつもりだったのですが、シャロン首相の脳梗塞騒ぎで、社を離れられるかどうかわからないという状況。
 カブール料理を頬張りながら、
「小泉首相も、中東3ヶ国訪問の予定だったのに、イスラエルとパレスチナをやめてしまったんでしょ?」
「でも、トルコにだけ行っても仕方ないような気もするけど・・・」
などと話しているところに、その記者さんから電話が。
「(神田カブール食堂に)行けるかなあと思ったところに、シャロンがまた手術室に入ったという情報が入ってきて、社を離れられなくなった」
とのこと。残念!

 えー、肝心のお料理は、カバブ(カイロではコフタという。挽き肉を串に付けて焼いたもの)とお豆のカレーとほうれん草のペーストとレンズ豆。それらをナンでいただきました。レンズ豆はアラビア語ではアダスですが、アフガニスタンではアダースと伸ばすらしいんですね。メニューにそう書いてありました。
 一緒に行ったサウジ留学生さんが、いつも学生食堂でトマトで煮込んだものばかり食べさせられて、食べ飽きているということなので、極力トマトと関係なさそうなものばかり選びました。
 邪教徒の私は、乳酒という8%のお酒を3杯ほどいただきました。口に含むと甘いのですが、飲み込むときに喉にアルコールが引っ掛かる感じです。ほろほろ良い気分でした。

復活!エル・サラーヤにて

2005年12月24日 11時00分59秒 | アラブ料理その他
 かつて渋谷にエル・サラーヤというエジプト料理店がありましたが、昨年閉店してしまいました。その後、昨年暮れの二晩限定復活を経て、今年8月に四谷で再開されました。それから何ヶ月も経ってしまいましたが、先週土曜日夜、やっと行くことができました。
 お店のHPの地図では、コージー・コーナーとみずほ銀行の間の道を進むことになっていますが、みずほ銀行は確認できませんでした。コージー・コーナーのみを目印にした方がよさそうです。
 ベリー・ダンス・ショーが土曜日だったので、賑やかな夜を過ごすことができました。店長のマーゲドさんもお変わりなく、出てくるお料理も渋谷時代と変わらぬエジプトの味!これからもできるだけ足を運びたいと思います。

水煙草で頭クラクラ

2005年12月03日 23時41分40秒 | アラブ料理その他
 以前、「水煙草が吸いたい」とごねておりましたが、本日午後、知人に連れられて、下北沢にシーシャ(水煙草)を吸いに行ってきました! 具体的な場所の説明が難しいのですが、下北沢の改札口を出て、右に(ということは北口?とにかく西口でないことは確か)向い、駅前の通りに出ます。そこからもう一本奥に入って「壱番街」という商店街に入るとその右手に、地味にお店を構えています。店名はありません。
 非常に小規模なお店ですが、メニューは豊富。アップル、レモン、ミント、ローズ、バナナなどなど、さまざまなフレーバーが用意されています。おまけにドリンク1杯サービス。これもアルコール・ランプの燃料が切れていなければ、トルコ・コーヒーもオーダーできます。アルコール・ランプが使えなかったので、私は普通の珈琲を、知人はカルカデ(ハイビスカス・ティー)をお願いしました。
 肝心の煙草の葉ですが、ミックスもできるということなので、アップルとローズを組み合わせていただきました。早速、ごぼごぼごぼっと煙を吸い込んで、あー幸せ。
「煙草なんか吸うんじゃないよ」
という母を振り切って(?)下北沢まで来た甲斐があったってものです。

 四時半ちょっと前に、女性の声のような高い声でマグレブのアザーンが聞こえてきました。何かと思ったら、メッカのアザーンで、メッカのアザーンは他地域に比べて声が高いのだそうです。もちろん男性が唱えているそうです。

 このお店でやっているのはエジプトのシーシャで、別のお店(店名失念。ガリユーンの話だったでしょうか…)でやっているトルコ・シーシャとはまた吸った感じが違うとのこと。
 静かにおしゃべりを楽しみながら吸っているうちに、頭がクラクラ、ふらふらとしてきました。シーシャって酔っ払うものなんですね。回し飲みするわけがよくわかりました。一人で吸い切ったらフラフラになってしまうことでしょう。1時間ほど居座って吸っていましたが、これ以上吸ったら倒れるかも、と思い、切上げました。
 ちなみにシーシャ1本とドリンク付きで400円(税込み)也。

 帰りの電車の中で、手のひらやコートから煙の香りがただよっていたような気もするのですが、気のせいかもしれません。

モロヘイヤのお昼ご飯

2005年09月19日 20時36分46秒 | アラブ料理その他
 数日前、モロヘイヤが食べたくなり、宿の従業員さんに、
「モロヘイヤでお昼ご飯にしましょう。市場でモロヘイヤを買ってくるから」
と持ちかけたところ、スーパーマーケットで「モロヘイヤ・ガフザ」用意されたモロヘイヤ、とでも言うのでしょうか、それを売っているので、それを買ってくれば簡単だといわれました。私は、乾燥モロヘイヤのことかと思い、あれは粘り気がないからモロヘイヤの気分が出ないし、そもそも美味しくないし…とがっかりしましたが、とりあえず買いに出かけることにしました。
 アメリカ大使館前の雑貨屋さんで手に入れた冷凍モロヘイヤ・ガフザは、400gで3ポンド。冷凍です。あの乾燥モロヘイヤとはぜんぜん違います。
 宿の調理場で、従業員さんがお鍋にお湯を沸かし、固形スープを3つ溶かしました。そこへ、冷凍モロヘイヤを入れていきます。すりおろしたニンニクを炒めてスープに加えます。とろとろしたモロヘイヤをかき混ぜながら、従業員さんが言うことには、乾燥モロヘイヤはモロヘイヤの種類が違うので、こんなふうにとろとろにならない、とのこと。御飯の方は、シウレイヤという細いパスタ入り。食塩や固形スープで味をつけ、お鍋で炊き上げます。
 固形スープを使った簡略版でしたが、久し振りのモロヘイヤに大満足でした。

ルワーッ・コーラ

2005年09月15日 22時43分14秒 | アラブ料理その他
 去年、信仰心に満ち満ちながらメッカ・コーラを売っていた雑貨屋さんに、昨日、まだメッカ・コーラを売っているのか聞いてみました。店員さんいわく「ない。ルワーッ」。ルワーッて何よ?と思ったら、上の方の棚に、رواء というラベルのついた1.5リットルか2リットルくらいの大きなペットボトルがありました。コーラだけでなく、ファンタのようにオレンジなどもある模様。
 念のため、店長さんにもう一度、メッカ・コーラはないのか尋ねたところ、
「会社、クローズ」
とのこと。つまり、メッカ・コーラの会社自体が潰れてしまったということです。何があったのでしょうか。今、売っているルワーッは、店長さんによれば、オーナーがチュニジア人で会社がドバイの会社なのだそうです。年間300トンを生産しており、やはりイスラーム的な清涼飲料水だというお話でした。

エジプトの麦酒

2005年09月12日 21時09分29秒 | アラブ料理その他
 先日、カイロ在住の知人のところで、ステラ・ビールの黒とサッカラ・ビールの赤を試してみました。ステラの黒は、かなり甘く、好き嫌いが分かれそうです。サッカラの赤はコクのある感じでおいしかったです。
「お土産に良いんじゃないですか」
と言われましたが、瓶が重いな…。

アリババ消滅

2005年09月12日 20時42分27秒 | アラブ料理その他
 カイロのタハリール広場にあった「アリババ」という喫茶店がなくなっていました。アリババというのは、アラブ作家で初めてノーベル文学賞を受賞したエジプト人作家ナギーブ・マフフーズ氏がまだ元気に歩き回れる頃(相当のお爺さんで、ノーベル賞の受賞式にも出られず、代理が出席した)、毎日来ていたという喫茶店です。確かに古びていて、店内は暗い感じだったし、クーラーも2階はぜんぜん、1階も一部のみしか効いていない状態でしたが、取り壊しにあうとは思ってもいませんでした。
 アリババがあった場所には、新しいイタリアン・レストランができつつあります。

麦酒があった!

2005年09月05日 01時13分08秒 | アラブ料理その他
 カイロ市内に麦酒がない!と騒いでおりましたが、昨夜(3日)、タハリール広場近くの酒屋さんに行くと、お酒が売られていました。サッカーラ麦酒の赤はないかと聞いてみたのですが、赤は入っていないとのことでした。でも兎に角、麦酒があったのです。お店の奥には冷蔵庫で各種麦酒が冷やされており、サッカーラのゴールデン5本と、マイスターのマックス(8%)を買って、麦酒がぬるくならぬうちにと、タクシーを飛ばして知人のもとにはせ参じました。
 知人は、「つまみになるようなものを何か買ってきます」と言い残して立ち去り、しばらくしてタアメイヤや豚肉ソーセージと焼き豚(Morcos というコプト系のチェーン店で豚肉を売っている)などを買ってきてくれました。そして言うことには、「近所の酒屋さんも今日は開いていた」とのこと。
 いったいどうして一時期閉まっていたのか、理由はわからずじまいです。

カイロの酒屋さん、軒並み閉店

2005年09月02日 19時19分42秒 | アラブ料理その他
 昨夜、カイロ在住の知人を訪ねたところ、
「ちょっとビール、といきたいんですが、あいにく酒屋が閉まってましてねえ」
とのこと。近所の酒屋さんが2軒とも閉まっていたので、外国人居住者も多いザマーレク地区まで足を伸ばしたそうですが、そこでもやはり酒屋さんは閉まっていたそうです。
 ラマダーンまではまだ間がありますし、ほかの宗教行事が重なっているのでもない、コプト教の何かというわけでもなさそうだ、というわけで、
「大統領選挙が近いので、内務省から何かお達しがあったのでは」
というのが知人の推測。しかし、大統領選とアルコールと何か関係があるでしょうか。やはり腑に落ちません。
 ともあれ、サッカラ・ビールの赤ビールなど、新製品も出たそうで、酒屋さんが再開し次第、試してみようと思っています。

エル・サラーヤ再開

2005年09月01日 21時32分29秒 | アラブ料理その他
 かつて渋谷にあり、惜しまれつつ閉店したエジプト料理店エル・サラーヤが、先月末に四谷で再オープンされました!「エジプト・地中海料理」となったので、メニューの幅が広がったのではないでしょうか。HPのメニューの項は、まだ工事中で確認できませんが。日本に帰ったら、是非伺ってみたいと思います。

「アラジン」のランチ食べ放題

2005年08月12日 17時17分11秒 | アラブ料理その他
 本日、西麻布3丁目のイラン料理店「アラジン」に行って参りました。東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩何分でしょう? 六本木通りからテレビ朝日通りを入ってすぐの右手だったのですが、六本木ヒルズに見とれて、どれがテレビ朝日通りかわからなくなってしまい、通り過ぎてしまって引き返したりしたので、ちょっと時間が掛かってしまいました。でも、でかでかと Iran Restaurant と看板が出ていたので、すぐにわかりました。
 実はここ、ハラール・レストランなんです。私を含めて4人でランチを、ということだったのですが、うち1名がイスラーム教徒なので、ハラールのお店でないとまずかったのです。今日は金曜日なので、彼が広尾のアラブ イスラーム学院で金曜礼拝をするということもあり、広尾から近いアラジンでご飯を食べることになりました。
 行ってみると、思った以上に混んでいて且つ外国人が多いので驚きました。そのイスラーム教徒の友人によれば、アラブ イスラーム学院で礼拝を済ませた人々がそのままなだれ込んだらしい・・・。イラン料理店ですが、お客さんの間からはアラビア語も聞こえます。
 お料理は、サラダ3種、スープ、インディカ米(サフラン・ライスではなかった)、カレーやシチューの類が4種類ほど、白身魚のフライ(曜日によってはケバーブも出るそうです)、デザートはいちじく、そしてコーヒーと紅茶。食べ放題でお一人様1000円也。
 イラン料理というと、サフラン・ライスとスパイスたっぷりの焼肉というイメージでしたが、今日のお料理は意外と香辛料少なめで食べやすく思いました。夕食タイムに行くと、また違うのかも知れませんね。

クスクスの正体

2005年07月01日 21時50分35秒 | アラブ料理その他
 クスクスとは何か。少し前に、モロッコに長くいらした先生から、「私の知る限り、クスクスは挽き割り小麦ではありません」と教えていただきました。市販のクスクスというのもありますが、手作りのクスクスというのは、小麦粉に塩水を振りかけ、手のひらでころがすようにして粒にして作ったものだそうです。
 その先生からの情報では、こちらの頁に伝統的な作り方が掲載されています。それによると、セモリナ(ここでは samiidh 、普通は samiid と言うそうです)に塩水を振りかけ、小麦粉を加えて、手のひらでころがすようにして適度な大きさの粒になったら、油を加えるとあります。つまり粒子の大きいセモリナに小麦粉を被せるような形になるようです。
 ちなみに、「セモリナ」を英辞郎で調べたら「デュラム小麦の胚乳部を粗挽きにした粉」と出ていたとのこと。

 また、先生によれば、クスクスの料理法の説明で、「クスクス」の代わりに「セモリナ(samiid)」と書いてあることがありますが、「クスクス」と「セモリナ」は別物だそうです。では、なぜ「クスクス」の代わりに「セモリナ」と言うかというと、「“クスクス”というのは女性の性器を意味するから避けたいのではないでしょうか」というのが先生のお考えです。
 なお、モロッコ方言では「クスクス」を「セクス」と言う(ベルベル語起源らしいです)とのこと。
「外国人にとっては、こちらのほうがよっぽど恥ずかしいですけどね」
とおっしゃっていましたが、はい、同感です。

クスクスいろいろ

2005年06月10日 01時19分53秒 | アラブ料理その他
 以前、クスクスは挽き割り小麦からできていると書きましたが、そうとも限らないようです。NHKラジオのアラビア語講座のテキスト、2004年8・9月号の93頁に、
  「クスクスにはさまざまな種類があります。
   大麦、トウモロコシ、ドングリの粉などから
   作られたもの、穀類をひき割りにしたもの
   などが、すべてクスクスなのです」
とありました。ほんとにさまざまな種類があるのですね。

【追記】(2005/07/01)クスクスは挽き割り小麦ではないそうです。