アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

アラビア語入門がよく使うハンドサイン一覧図

2014年04月29日 21時31分13秒 | アラビア語
 アラビア語入門がよく使うハンドサイン、作った。

byハンドサイン画像ジェネレーター
bzmm.jp/hs_gene
作:@handsign_matome


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 最後の「派生形?最後あまり時間がなくて…」は、大学の週1回のアラビア語入門の授業では、なかなか派生形まで十分に終わらないことが多いことを踏まえております。

【追記 2014/05/12】「ハンドサイン画像ジェネレーター」と「ハンドサイン画像まとめbot」のリンクを追加。

『少女は自転車に乗って』 サウジアラビア映画

2014年02月03日 15時19分14秒 | アラブ文化など
 サウジアラビア人女性監督によるサウジアラビア映画『少女は自転車に乗って』が、岩波ホールで明日まで上映です。東京では、これで終わりのようですが、全国各地で上映されており、「近日公開」の映画館もあるようですね。多くの人に観ていただけたらと思う映画です。

 私は初日の2回目を見ました。携帯電話で撮ったブレブレ写真…。(いつもどおり、クリックで拡大。)


 女性差別の厳しいサウジアラビア。小学生のワジダ(Wadjda وجدة)は、濃い灰色の制服の上に黒服、黒ベールをまとって、女子校に通っています。しかし、制服の下はジーンズとスニーカー。幼馴染のアブドッラー君の乗る自転車が羨ましくてしかたがありません。
「私も自転車が欲しい」
しかし、母親は、女の子が自転車なんてと許してくれません。

 通学途中に目にした緑の自転車。それを積んだトラックを追っていくと、あるお店の店頭に。店の主人が言います。
「800リヤルだ。お前には高い」

 でも、どうしてもその自転車が欲しくなったワジダは、ミサンガを作って友達に売ったり、上級生の女の子のラブレターの配達係を請け負ってお駄賃を貰ったり(これが発覚してまた大変なことになる!)、何とか自転車を買うお金を自力で工面しようとしますが、800リヤルには程遠く…。

 そんなある日、学校で、コーラン暗唱大会が行なわれることになります。優勝すれば賞金が貰えます。自転車を買うことができるのです。問題児だったワジダが、いきなりコーランを猛勉強し始めます。果たして、ワジダは優勝できるのか? 何か、優勝できそう、優勝して賞金を貰って、めでたく自転車を手に入れるのね!と思いながら観ていると、おっと、そうは問屋が卸さない。

 ワジダと一緒に観客もがっかりするのですが、さらにストーリーは展開、ラストシーンは涙腺が緩みます。

 この映画に関しては、町山智浩さんという方が、ラジオで、サウジアラビアや世界の現状も踏まえた、なかなか興味深い解説をしてくださっています。町山さんは、知る人によると、普段は勝手なことばかり仰っているそうですが、この解説はとても好意的です。YouTube で音声が聞けるのですが、著作権の関係などからか、アップされては消え、また別の場所でアップされ、の状態のようです。「町山智浩 少女は自転車に乗って」で検索していただければ、いくつかファイルが出てくるのではと思います。

 また、映画ブロガー杉本穂高さんも "「少女は自転車にのって」レビュー、ステレオタイプの打破の仕方" において、「この映画はむしろ共感を通じて、サウジの人たちも自分たちとそんなに変わらないと思わせてくれる作品です。」と書かれています。町田さんも、同趣旨のことをラジオ解説の中で仰っています。

 サウジアラビア人女性初の映画監督による映画、というのも、この映画の価値あるところ。撮影もすべてサウジアラビア国内で行なわれたとのこと、サウジアラビア人女性の意気込みを感じさせます。全国で、いや、全世界で観られていきますように。

「砂漠を生き抜く ―人間・動物・植物の知恵―」 (国立科学博物館)

2014年02月01日 15時56分47秒 | アラブ文化など
 今日は、都内に出てきて、ちょっと時間ができたので、国立科学博物館で開催されている企画展「砂漠を生き抜く ―人間・動物・植物の知恵―」を見ました。特別展として、ゴビ砂漠の恐竜展も今、やっているのですが、ゴビ砂漠は良いか…と、サハラ砂漠(ほんとは沙漠と書きたいのですが、企画展のタイトルに合わせました)だけにしました。

 国立科学博物館に来るのは、高校時代以来です。階段の吹き抜け部分で、フーコーの振り子の実験もまだ行なわれ続けており、懐かしいです。

 肝心の企画展ですが、砂漠という、本来、人間が暮らすには向かない環境に、人間たちはどのように適応していったのか、そして自然とどう共生しているのかを知ることをとおして、日本で暮らす私たちの生き方をも考え直してみようという、興味深い展示です。具体的には、アルジェリア、スーダン、エジプト、サウジアラビアの4ヶ国が取り上げられています。

 中東・北アフリカ地域には、外国語の勉強という文系の立場からお世話になっていますので、科学博物館という理系の立場からの展示は、いろいろと勉強になりますし、新鮮です。

 展示では、オアシスでの灌漑、ナツメヤシ栽培、マングローブやラクダという塩分に強い生物の利用などなどを紹介するとともに、メスキートという植物の植林による、砂漠開発に関しても言及がありました。メスキートは、そのお豆の栄養価が高く、また、木材もいろいろに利用できますし、何より乾燥に強いので、スーダンなどで植林が行なわれたそうです。しかし、メスキートの植林は、良いことばかりではありませんでした。この外来種は、在来種を押しのけてはびこり、水を吸い、サハラの環境を狂わせていったのです。自然と人間の共生の方法を考えさせられる事例です。

 興味深かったのは、ラクダの海での活躍です。ラクダに乗って人間が海(そこそこ浅いけど)を渡り、漁をしたり、マングローブを刈ったりするそうです。砂の上を歩くイメージばかりのラクダですが、こんなこともあるんですね。

 展示会場では、展示内容をカラー写真で振り返ることのできる、かなり立派なパンフレットが無料でいただけます。かなり得した気分。

 開催期間は平成26年2月9日(日)まで。常設展への入場券で見ることができます。

【追記 2014/02/03】お写真追加。クリックで拡大します。



『もうひとりの息子』を観ました。

2013年11月02日 17時25分29秒 | アラブ文化など
 10月19日(土)、『もうひとりの息子』が封切られました。張り切って、12時からの初回に行ってきました。

 シネスイッチ銀座は、前売り券を買ってあっても、当日、窓口で座席指定を受けなければいけないシステムなので、土曜日だし初日だし混むかと思い、早めに劇場に向かったのですが、窓口前には3人くらいしか人が並んでおらず拍子抜け。ただ、開場後、座席についてみたら、結構、人は入っていて、またびっくり。早めに行ったおかげで、真ん真ん中の I-8 という席が取れた私は幸運でした(とそのときは思った…←伏線)。

 『そして父になる』や『ねじれた絆』と、赤ちゃん取り違えものという意味では同一路線ですが、『もうひとりの息子』では、取り違え発覚が、息子たちが18歳になる直前というところがまったく違います。『そして父になる』では、主に両親の側の葛藤が描かれていましたが、『もうひとりの息子』では当人たちも18年という時間をそれぞれユダヤ人(イスラエル人、ユダヤ教徒)、パレスチナ人という立場で過ごしてきてしまったのです。特に、パレスチナ人として育てられ育ってきたヤシン(ヤースィーン)には兄がいます。弟が実はユダヤ人と知った兄は、それまで喜んで着ていた、弟のフランス土産のTシャツ(サッカーチームのユニフォームを模したもの)を脱ぎ捨て、床に叩きつけます。

 兄の怒りは、並大抵のものではありませんでした。
「お前なんか、弟じゃない!」

 ヤシンは留学先のフランスから一時帰国中で、フランスで大学に行き、医者となってパレスチナに戻り、兄とパレスチナに病院を開くという夢を持っていたのですが…。

 一方、ユダヤ人として育ったヨセフは、ラビに相談します。自分はユダヤ教徒なのかと。ラビは、君はユダヤ人の母親から生まれたのではないから、今のままではユダヤ教徒ではないけれど、君ならトーラ(律法)を受け入れることは簡単だろうし、割礼は済んでいるし、あとは(確か…)ラビたち(4人だったか?)の承認を受ければユダヤ教徒になれると請け負ってくれます。(3番目の条件がうろ覚え。すみません。)とはいえ、自分が生まれながらにしてユダヤ教徒だったわけではないことを知ったヨセフは、悩み苦しみます。

 徴兵を免除になってしまったヨセフ。友人たちは、ヨセフの父親がイスラエル軍の大佐であることから、そのコネで徴兵を免れたのだろうと、笑って考えます。友人に真実を告げることもできず、ヨセフは海岸でアイスクリーム売りのアルバイトをしながら、ミュージシャンになる夢を追います。

 ヤシンの父のコネもあり、イスラエル領に出入りできるようになったヤシンは、ヨセフのアイスクリーム売りを手伝うなどして、友情をはぐくみます。ヨセフが半分こにしてくれた売上金は、自動車修理工をしている父親の月収に相当する額でした。それをヤシンはそっと母のところに持って帰ります。

 最後、映画は、ヤシンとヨセフの固い意思と決意で幕を閉じます。感動のラスト。


 …ただ、ひとこと言わせてもらえれば、息子がフランス留学しているからって、何でパレスチナ人の母親が、いきなり流暢にフランス語が喋れるようになるんだ?????(フランス映画だからっていう事情はあるんだけど。)


 さて。
 当日は抽選で、オリーブ石鹸が当たるという企画がありましたが、どこで抽選をやっているのかなあと思っているうちに映画は終わってしまいました。すると、館内アナウンスが流れ、座席番号 N-7 の方が当選したので、半券を持って受付までいらしてください…ですと。やっぱり私はくじ運わろし。

 実は、くじ運の悪い自覚はあったので、映画開始前に、自分でオリーブ石鹸を買っておきました。ザクロ入りのピンク色のものと、セージ入りの緑色のものと1個ずつ。どちらもビニールの包装の上からでも、オリーブの良い香りがしてきました。あと、きれいなパレスチナ刺繍製品も売られていたのですが、高くてあきらめました。でも、お財布に余裕のある方は是非どうぞ! パレスチナ刺繍は、基本はただのクロスステッチなのですが、色使いがきれいで、本当に美しいです。

『もうひとりの息子』

2013年10月16日 23時04分24秒 | アラブ文化など
 先日、話題の『そして父になる』を観てきました。感動の名作という声が大きくある一方で、モデルとなった方々からはいろいろご感想が出ているようですね。映画の参考文献である奥野修司著『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年』は未読なのですが、この前の金曜日、フジテレビで、「金曜プレステージ 実録ドラマスペシャル『ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件 42年の真実』」が放映され、涙腺を緩ませながら視聴しました。最後、取り違えられた娘さんたち2人も幸せになり、また実の両親とやっと普通の親子のように笑って話せるようになっていたのが救いです。

 さて、今週末の10月19日(土)、別の「赤ちゃん取り違え事件」の映画が封切られます。

『もうひとりの息子』 ←公式サイトにリンク

よりによって、イスラエル人(ユダヤ人)の赤ちゃんとパレスチナ人の赤ちゃんを取り違えてしまったことが、それぞれの息子が18歳になったときに発覚したという映画です。

 前売り券を買ったときに、オリーブ・リーフ・ティーがおまけで付いてきました。

 
(クリックで拡大)

もったいながって飲まないでいたら、賞味期限が迫ってきてしまったので、急いで飲んでみました。独特の香りがしますが、クセがなく、美味しいお茶でした。

 先着順のプレゼントのようですが、上映館のシネスイッチ銀座のお知らせサイトではまだ品切れの告知が出ていないので、まだあるのかもしれません。余ったら、上映中に売ってくれると良いなあと思ったりしております。以前、『スタンリーのお弁当箱』(インド映画)を観に行ったとき(この前売り券を買いに行ったついでに観ました)は、木村屋のカレーパンとか、インド式のお弁当箱なんかが売られていたので、今回もそのノリで何か販売してくださらないかなと。

 いろいろタイアップ企画はあるらしいのですが、抽選で、というのが多いのが難。我が家はDNAレベルでくじ運が悪いのです。オリーブ石鹸なんか欲しいんですけどね。

【追記】うわ。見てみたら、1年以上更新していなかったのですね。お久し振りです。ご無沙汰しておりまして、失礼いたしました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

The Qur'an: English translation with parallel Arabic text

2012年10月06日 16時48分03秒 | イスラーム
 以前、オックスフォードで購入したM. A. S. Abdel Haleem The Qur'an ですが、この夏休み、ロンドンで、Oxford World's Classics からペーパーバック版が出ているのを今頃発見(出版年は2008年)。訳者のアブデルハリーム先生にお会いできたので、
「ペーパーバック版にされるとき、改訂された部分はあるのですか?」
と伺ったら、いくつか修正した部分があるとのこと。おおっと、これは、ちゃんと手に入れなきゃ、と思ったのですが、そのとき、先生が、オフィスの片隅の段ボール箱の中から美しいアル=クルアーン(コーラン)を出してきてくださり、直筆サイン入りで、私にくださったのです! 感激!


  
頂いたコーラン英訳(アラビア語原文付き)と、アブデルハリーム先生の直筆サイン♪
(いつも通り、クリックで拡大)


 これは2010年4月発行で、アラビア語の原文も一緒に載せられているバージョンです。大事に使いたいと思います。

カタールのドーハ空港のコーヒーショップ

2012年10月02日 16時27分47秒 | アラブ・中東の現地の話
 この夏休みは、カタール航空でカイロまで行きました。というわけで、もちろんカタールで乗り換えたわけで、とりあえずコーヒーでも一杯、とコーヒーショップに向かいました。


  
(クリックで拡大)


 coffee beanery というお店です。乗り換えたのは、2012年8月9日で、ラマダーン中でしたので(今年のラマダーンは18日まででした)、新月、星、ファーヌース(ラマダーン月のランプ)といったラマダーン装飾がしてありました。

 右の写真の背後に、英語メニューとアラビア語メニューに挟まれて、朝鮮語メニューが見えますね。実は、日本語メニューもあったんです。



(クリックで拡大)


 値段が何故かすべて漢字だとか、「オリヅナル」とか、ちょっと疑問符は付きますが、でもなかなか頑張ってくれていますよね。

【2012年10月5日 追記】カタール空港なんて書いていましたが、ドーハ国際空港ですね。お恥ずかしい。訂正しました。

ナギーブ・マフフーズの住所表示プレート

2012年09月11日 16時49分46秒 | アラブ文化など
 カイロ・アメリカン大学のダウンタウン・キャンパス内ブックショップにて、面白いものを見つけました。


  
(いずれもクリックで拡大)


 いずれも、地名を題名にした、ナギーブ・マフフーズ(1911-2004. 1988年にアラブ初のノーベル文学賞受賞。)の小説に基づくお笑い商品です。
 ナギーブ・マフフーズの名前、英訳のタイトル、そして原題(=地名)を並べ、住所表示プレートに仕立て上げられています。
 このうち、いわゆるナギーブ・マフフーズのカイロ三部作は、彼のノーベル文学賞受賞作品である Palace Walk 『バイナル・カスライン』(新完訳版での邦題は『張り出し窓の街』)のみ。ほか2つは、観光客のお土産購入スポットでもある、カイロのイスラーム地区「ハーン・エル=ハリーリ」と、やはりイスラーム地区、フセイン広場近くのアズハル地区の「ミダック小路」です。

 ネタで一枚買っていこうかと思いましたが、一枚200エジプト・ポンド(1ポンドは現在約13円)もするのと、薄い割には金属製で重たいので、購入は断念しました。…いや、これから買いに行こうかなあ。

【2012年10月2日 追記】結局、買いに行きませんでした。買っても飾るところがありませんし。

 なお、類似商品として、タハリールTシャツがあります。タハリール広場の住所表示プレートをプリントしたTシャツです。私の持っているのは灰色の地ですが、上記のプレートを見たとき、店内には白地のバージョンがありました。



タハリールTシャツ(左)および特に関係のない手拭いタオル(右)
(クリックで拡大します。)

トクトクに乗りました

2012年09月11日 03時20分25秒 | アラブ・中東の現地の話
 さて、今月2日の夜、フェイサル(ギザ広場の近く)に住む日本人宅にお呼ばれしました。駅まで迎えに来てくださったのですが、駅から乗ったのが、トクトク。


「トクトク」
(クリックで拡大)


 私1人とお迎え2人の計3名が、トクトクの後部座席に収まりました。トクトクのせいなのか、道が悪いせいなのか、それともその両方なのか、がたがた揺れて大変でしたが、初めてで楽しかったです。

 ちなみに運賃は1人1エジプト・ポンド。地域限定のせいか、距離は関係ないようです。

お茶屋のマムドゥーハは、リビアに行かなかった

2012年09月11日 03時09分32秒 | アラブ・中東の現地の話
 すっかりご無沙汰してしまいました。ただいま、カイロにおります。

 さて、今年の初め、リビアに行くと言っていたお茶屋のマムドゥーハ、その後、連絡がつかず、心配しておりましたが、結局、リビア行きは取りやめにして、カイロで路上お茶屋さんを続けていました。

 ラマダーンが明けて、やっと会うことができました。

「問題が多くてね。
 子供たちのことも心配だったから」

とのこと。

 また、お茶をご馳走になっています。なので、また写真を撮ってプリントして進呈したいと思います。

大きな Hans Wehr のアラビア語英語辞典

2012年04月23日 02時43分34秒 | アラビア語
 ロシア語専攻の男子学生が、巨大なアラビア語英語辞典を持って現れたので、写真を撮らせていただきました。大きさの比較のため、隣に白水社の『パスポート初級アラビア語辞典』を置きました。



 辞書の右側に貼られている色とりどりのインデックスのシールは、ロシア語くんの手作りです。

 これが、Hans Wehr の Arabic Engilish Dictionary なんです。大きな版だと、レバノンから出ている第3版がありますが、これはご覧のとおりペーパーバックです。中を見せてくれたので、調べてみたら、こちらは版の表示がありません! 一体、第何版なのでしょう。この時期ならもう第4版かなという気もしますが、この第3版ハードカバー並みの大きさを見てしまうと、第4版ではないかも…という気持ちになってきたりもします。きちんと、第4版と1語ずつ比べていけばわかる話なのですけれどね。

 Copyright の表示で、Otto Harrassowitz と Snowball Publishing が併記されているので、海賊版ではないと思いますが、従来の Spoken Language Services から出ているものとの兼ね合いはどうなるのでしょうね。

 ちなみに、amazon.co.jp では、目下、どちらも4,040円で販売中。Snowball Publishing 版の頁には、
「掲載画像とお届けする商品の表紙が異なる場合があります。ご了承ください。」
のお断りが一言。またこれが謎を呼びますねえ。

 そこで、www.snowballpublishing.com にアクセスすると、単純明快なあっさりとしたサイトで、3頁目に Hans Wehr の Arabic English Dictionary が2種類売りに出されていました。上の写真と違う表紙のものの方が、少々お高いのですが、理由はわかりません。

 全部買い集めて、逐一比べてみたいところですが、ビール代がなくなりそうなのでやめておきます。

『アラビア語-日本語電子辞書データ』

2012年03月24日 05時16分01秒 | アラビア語
 「アラビア語-日本語電子辞書データ」が、独自ドメインを獲得していました。
http://arabic-japanese.com/

 ブログも充実していますし、これからは、もっと頻繁に訪れたいと思います。

 しかし、おととしの夏に、この辞書データをインストールするぞと言っておきながら、実は今日まで手付かず。ついつい、Alladin ばかり使ってしまうので。(ちなみに、Alladin は、従来、サイトを開いたときに、いちいちエンコードを Unicode (UTF-8) に手動で変更しないといけなくて煩わしかったのですが、最近、サイト側にエンコードが記述され、その手間が掛らなくなりました♪)

 面倒くさがらずに、インストールします、「アラビア語-日本語電子辞書データ」! إن شاء الله

エジプトのセブン・イレブン

2012年03月20日 05時16分11秒 | アラブ・中東の現地の話
 カイロのシモン・ボリバル広場付近にある、セブン・イレブン。撮影日:2011/08/25


(クリックで拡大)


【追記】セブン-イレブン・ジャパン公式サイトを見ると、Seven-Eleven は、「セブン-イレブン」とカタカナ書きするのが正式のやうです。但し、グーグル・マップでは、「セブンイレブン○○店」のように、ハイフンなしの表記でした。

『NHK出版CDブック これなら覚えられる!アラビア語単語帳』

2012年03月15日 02時36分25秒 | アラビア語
 先月、師岡カリーマ・エルサムニー著『NHK出版CDブック これなら覚えられる!アラビア語単語帳』が刊行されました。題名のとおり、CD2枚付きの単語帳です。

 「NHKワールド ラジオ日本アラビア語放送キャスターの発音で学べる!」のキャッチコピーで、実際、CDの吹き込みは、師岡カリーマ・エルサムニーさんと、オサマ・イブラヒムさんのお二人がなさっています。

 本は、黒と暗い赤の二色刷りで、アラビア文字を黒、それに付された発音記号が赤、のように使い分けられていたり、日本語の意味が黒字、発音を表すカタカナが赤の小さなフォント、のような使い分けもされています。

 巻末には、文字一覧、発音記号一覧、格のまとめ、人称代名詞一覧、動詞の変化表などがさらりと付けられています。アラ→日単語帳ですが、最後には、日本語の索引(単語の意味から引いて、掲載ページを見つける)がありますので、日→アラ単語帳としても使用可能です。

 収録語数は約1400語で、そのうち約650語に例文が付けられていますし、それ以外にも、「この表現から始めよう!」のセクションように、それそのものが、ひとつの挨拶なり何なりの言い回しになっているものも多く、アルファベット順の無味乾燥な単語帳とは違って、使える表現がしっかり覚えられる、楽しい単語帳になっています。

 同じシリーズで、タイ語とブラジル・ポルトガル語が出ているのと、類似シリーズで『CDブック これなら覚えられる!○○語単語帳』では、ロシア語、中国語、朝鮮語(実際の署名では「ハングル単語帳」)、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、フランス語が出ているそうです。(『NHK出版CDブック ~』がA5版、『CDブック ~』が四六変型判という違い。)

「テレビでアラビア語」新シリーズ 講師はエバ・ハッサンさん!

2012年03月15日 01時25分28秒 | アラビア語
 NHKの「テレビでアラビア語」の新シリーズが、いよいよ来月から始まります。今回の講師は、エバ・ハッサンさん。旧シリーズの講師の木下宗篤氏が監修で、生徒役があの戦場カメラマン、渡部陽一さんです。他に、オサマ・イブラヒムさん(ラジオ講座のエジプト方言編に出演)が出演なさるのと、師岡カリーマ・エルサムニーさんが、文化コーナー「アラブ千一夜」にゲスト出演とのこと。

 しかし、スキットが高度。「アラブの秘宝を探せ!」というサスペンス(?)で、暗号解読のスペシャリストであるエバ博士が、スルタンのもとから消えた財宝を探しに行くというドラマです。昔のシリーズのスキットって、こんなに高度だったっけ…? もちろん、スキットすべてのアラビア語を理解することは求められておらず、スキットの中に、毎回「キーフレーズ」があり、それを中心に講座が進みます。

 また、発音して自然なアラビア語となるよう、適宜、語末の母音を省略してあります。アラビア文字に母音符号を振らない、またカタカナ表記もそれに合わせたものとする、などです。

 師岡カリーマ・エルサムニーさんの「アラブ千一夜」は、テキストにまったく掲載されていないので、番組が始まってからのお楽しみですね。渡部さんの語り口にも注目したいと思います。