Twitter仲間の皆さんに勧められて、『十二国記』を読んでいる。
「遥華さんは、驍宗さまにハマるに違いない」
口を揃えてそう言われた。
驍宗サマ! 何者!?
そんなワケで、読み始めたのが年末28日。
最初に読みだした『魔性の子』、
これが一巻だと思っていたのだが、
実は外伝的と言おうか、本編の中では少しあとの部分に絡んでくるお話。
しかも、『十二国記』のメイン舞台ではなく、
こちら側―――蓬莱すなわち日本―――でのお話だったので、
すぐには本編の世界に入れてもらえず、お預けを食った感じ。
しかし、そのお預け感、一筋縄であちらの世界を覗かせてもらえないもどかしさが
ある意味、この物語全体に流れるもどかしさと通じる部分もあったり?
なにはともあれ、年末のクソ忙しいときに、
大掃除もほっぽらかして読んでいたワケである。
で、大晦日から昨日までに、読んでは描き読んでは描き‥‥‥ww

はい。
皆さまの予想通り、驍宗サマ好きですよw
わたしの「白い人好き」は健在である。
しかし、それ以上にツボってるのが景麒。
いや、景麒に限らず、『麒麟』という存在の、
この危なっかしさがたまらない。
聡く孤高でありながら、無垢で情が深い。
自ら選んだ主を、決して盲信はしないけれども
それでもその絆は断ちがたく
主が道を誤れば、麒麟が死病を患い、
麒麟が死ねば主もまた命を落とす。
主以外には決して膝まづくことのできない動物。
なんちゅう生き物なのだ、麒麟!
ストライクゾーンど真ん中である。
この麒麟の設定だけで、すでに丼飯3杯はイケてしまう。
物語の面白さというのは、すごく乱暴に言ってしまうと
設定の面白さと、ストーリー運びの面白さだと思うのだが、
わたしはどうやら、設定で満足できるとその時点でOKなタチらしい。
もちろんストーリーも面白いにこしたことはないのだが、
世界観とキャラクター設定が気に入れば
それだけでグイグイ引き込まれて、
大抵のことは脳内補完してしまえる。
それに加えて、シンクロしやすい心情描写であれば申し分ない。
『十二国記』の、麒麟や王たちの、抑圧されて屈折した性質、
尊い身でありながら卑屈なまでの繊細さ、
迷いやうしろめたさといった、常に逡巡しがちな弱さにほだされる。
『麒麟』という存在自体が、思春期のマージナルマン的危うさを持っている。
寿命のない生き物でありながら、見た目年齢が少年や青年で止まっている麒麟は
心の危うさも思春期のそれのままに見えて、
いくつになっても『不惑』に至らない自分にとっても身につまされるw
そんなこんなで、現在、『東の海神西の滄海』を読み終えようかというところである。
見たいドラマも沢山あるし、やりたいこともいっぱいで時間が足りないが、
とりあえず既刊は読んでしまいたい。
「遥華さんは、驍宗さまにハマるに違いない」
口を揃えてそう言われた。
驍宗サマ! 何者!?
そんなワケで、読み始めたのが年末28日。
最初に読みだした『魔性の子』、
これが一巻だと思っていたのだが、
実は外伝的と言おうか、本編の中では少しあとの部分に絡んでくるお話。
しかも、『十二国記』のメイン舞台ではなく、
こちら側―――蓬莱すなわち日本―――でのお話だったので、
すぐには本編の世界に入れてもらえず、お預けを食った感じ。
しかし、そのお預け感、一筋縄であちらの世界を覗かせてもらえないもどかしさが
ある意味、この物語全体に流れるもどかしさと通じる部分もあったり?
なにはともあれ、年末のクソ忙しいときに、
大掃除もほっぽらかして読んでいたワケである。
で、大晦日から昨日までに、読んでは描き読んでは描き‥‥‥ww

はい。
皆さまの予想通り、驍宗サマ好きですよw
わたしの「白い人好き」は健在である。
しかし、それ以上にツボってるのが景麒。
いや、景麒に限らず、『麒麟』という存在の、
この危なっかしさがたまらない。
聡く孤高でありながら、無垢で情が深い。
自ら選んだ主を、決して盲信はしないけれども
それでもその絆は断ちがたく
主が道を誤れば、麒麟が死病を患い、
麒麟が死ねば主もまた命を落とす。
主以外には決して膝まづくことのできない動物。
なんちゅう生き物なのだ、麒麟!
ストライクゾーンど真ん中である。
この麒麟の設定だけで、すでに丼飯3杯はイケてしまう。
物語の面白さというのは、すごく乱暴に言ってしまうと
設定の面白さと、ストーリー運びの面白さだと思うのだが、
わたしはどうやら、設定で満足できるとその時点でOKなタチらしい。
もちろんストーリーも面白いにこしたことはないのだが、
世界観とキャラクター設定が気に入れば
それだけでグイグイ引き込まれて、
大抵のことは脳内補完してしまえる。
それに加えて、シンクロしやすい心情描写であれば申し分ない。
『十二国記』の、麒麟や王たちの、抑圧されて屈折した性質、
尊い身でありながら卑屈なまでの繊細さ、
迷いやうしろめたさといった、常に逡巡しがちな弱さにほだされる。
『麒麟』という存在自体が、思春期のマージナルマン的危うさを持っている。
寿命のない生き物でありながら、見た目年齢が少年や青年で止まっている麒麟は
心の危うさも思春期のそれのままに見えて、
いくつになっても『不惑』に至らない自分にとっても身につまされるw
そんなこんなで、現在、『東の海神西の滄海』を読み終えようかというところである。
見たいドラマも沢山あるし、やりたいこともいっぱいで時間が足りないが、
とりあえず既刊は読んでしまいたい。