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雪月花徒然

中国ドラマ大好き。『琅琊榜』『一枝梅』『金玉良縁』なんかが好き。
胡歌さん、霍建华さん、张智尧さんのファンです。

十二国記

2017-01-04 22:16:38 | つれづれ
Twitter仲間の皆さんに勧められて、『十二国記』を読んでいる。
「遥華さんは、驍宗さまにハマるに違いない」
口を揃えてそう言われた。
驍宗サマ! 何者!?

そんなワケで、読み始めたのが年末28日。
最初に読みだした『魔性の子』、
これが一巻だと思っていたのだが、
実は外伝的と言おうか、本編の中では少しあとの部分に絡んでくるお話。
しかも、『十二国記』のメイン舞台ではなく、
こちら側―――蓬莱すなわち日本―――でのお話だったので、
すぐには本編の世界に入れてもらえず、お預けを食った感じ。
しかし、そのお預け感、一筋縄であちらの世界を覗かせてもらえないもどかしさが
ある意味、この物語全体に流れるもどかしさと通じる部分もあったり?

なにはともあれ、年末のクソ忙しいときに、
大掃除もほっぽらかして読んでいたワケである。
で、大晦日から昨日までに、読んでは描き読んでは描き‥‥‥ww



はい。
皆さまの予想通り、驍宗サマ好きですよw
わたしの「白い人好き」は健在である。
しかし、それ以上にツボってるのが景麒。
いや、景麒に限らず、『麒麟』という存在の、
この危なっかしさがたまらない。
聡く孤高でありながら、無垢で情が深い。
自ら選んだ主を、決して盲信はしないけれども
それでもその絆は断ちがたく
主が道を誤れば、麒麟が死病を患い、
麒麟が死ねば主もまた命を落とす。
主以外には決して膝まづくことのできない動物。
なんちゅう生き物なのだ、麒麟!
ストライクゾーンど真ん中である。

この麒麟の設定だけで、すでに丼飯3杯はイケてしまう。
物語の面白さというのは、すごく乱暴に言ってしまうと
設定の面白さと、ストーリー運びの面白さだと思うのだが、
わたしはどうやら、設定で満足できるとその時点でOKなタチらしい。
もちろんストーリーも面白いにこしたことはないのだが、
世界観とキャラクター設定が気に入れば
それだけでグイグイ引き込まれて、
大抵のことは脳内補完してしまえる。
それに加えて、シンクロしやすい心情描写であれば申し分ない。
『十二国記』の、麒麟や王たちの、抑圧されて屈折した性質、
尊い身でありながら卑屈なまでの繊細さ、
迷いやうしろめたさといった、常に逡巡しがちな弱さにほだされる。
『麒麟』という存在自体が、思春期のマージナルマン的危うさを持っている。
寿命のない生き物でありながら、見た目年齢が少年や青年で止まっている麒麟は
心の危うさも思春期のそれのままに見えて、
いくつになっても『不惑』に至らない自分にとっても身につまされるw

そんなこんなで、現在、『東の海神西の滄海』を読み終えようかというところである。
見たいドラマも沢山あるし、やりたいこともいっぱいで時間が足りないが、
とりあえず既刊は読んでしまいたい。

年末年始、火鉢のある生活

2017-01-03 20:14:09 | つれづれ
三が日も終わりである。
正月といっても、今年は忌中のこともあり、
お飾りの類は一切していないし、初詣にも出かけなかった。
一応、忌中とはいえ年末年始とて食事はするわけなので、
年越しそばも食べたし、年明けの食糧としておせちもどきは作ったが
美々しく飾り立てることは控えた。

この冬、特筆すべきことといったら、やはりこれ。
火鉢! である。

数年前、義実家を処分するときに、救出したものである。
義実家でももう何十年使われていなかったもので、
持ち帰りはしたものの、なかなか使うきっかけがなく、
いつか使いたいなあ‥‥‥と思いつつ数年。
今年はついに決断して、炭と豆炭を買ってみた!!
火鉢を使いたくなるというのは、やはり『琅琊榜』効果かw

さて、点火である!!
実家では祖母が外でいちいちカンテキで火を熾していたが
庭もないような家だし、コンロもIHなので、
蝋燭の心もとない火で、マングローブ炭を炙っての点火(^^;
熾ってきたところを見計らって、早速、餅と蜜柑を炙って見た。

子供のころから、祖母が毎日火鉢に張り付いていたので、
使い方は‥‥‥大体わかる、はず。
とはいえ、最初はちょっと試行錯誤してしまった。
なにしろ、長年使っていなかった火鉢、
入れっぱなしだった灰をそのまま使ったので、
イヤなにおいがこもっていて、熱で異臭が‥‥‥。
夜、火の始末は灰をかぶせるだけでいいかと思ったけれど、
どうもそれでは危険な気がしたので、
結局、翌日火消壺を買った。
灰の異臭はなくなったが、マングローブ炭自体が少々臭う。
まあ、しかたがない。

大みそかは、前述のとおり、一応おせちもどきを。
上段、右側ふたつは、ダンナとわたしの「ノルマ」w
下段中央は、年末に歯を折ってしまい、
新年4日まで歯医者が開かないと言われて、
柔らかいものしか食べられない父の分(^^;


年越しそば。
まだまだ宵の口から早速食べた。

そのあと、もうおせちもどきを食べ始めるw
いやー、こうして画像で見ると、やはり今年は少な目だな。


そんなワケで、翌朝にはすっかりおせちもどきは減ってしまったが、
ま、雑煮が具沢山なのでいいか。

父は、「歯があかんから汁だけでいい」と言ったけれども
そういうワケにもいかないので、柔らかいものだけ選って入れて持っていった。
歯を折ってなければ、火鉢で焼いた餅も食べれたのにねえ。


正月二日目の雑煮は澄ましに焼餅、水菜である。
元日は白みそに具沢山、餅は焼かずに入れる、
二日目は澄ましの雑煮、と例年通りの船場風である。


二日の晩には、おせちもどきも完食。
お餅もどんどん焼いて食べた。
スルメも炙った。



やはり、火鉢はいいですなあ。

とはいえ、火の番ができるのも今日まで。
明日からは仕事ゆえ、火鉢に火を入れるわけにもいかず。
しかし、身体がすっかり煙たくなってしまった気がする。