高円寺シアターにて、てがみ座の公演を観てきました。
燦々(さんさん)
てがみ座の新作公演「燦々(さんさん)」は葛飾北斎の娘お栄(応為)の物語を描きます。
お栄は絵師の元に嫁ぎましたが夫の絵を扱き下ろしてサッサと離縁されて戻ってくる。
そして自ら絵師として立つことを目指すが、
凄まじき天才である父の影響から逃れるのは容易じゃない。
さらに彼女は、絵師たちの主要な収入源である枕絵が苦手で……。
この作品は、お栄という一人の少女の内奥を、浮世絵を媒介に瑞々しく、
そして晒け出すように描き出せたらと思っています。
江戸後期という騒がしい時代にの中で、お栄が何を見つめ何を選ぶのか。
阿波踊りの街にある劇場だからこそ生み出せる、風情溢れる色鮮やかな舞台創作に挑みます。
長田育恵(座・高円寺フリーマガジン16号より)
竹と和紙…シンプルながらも繊細な舞台演出でした。照明効果も抜群。
さっぱりとした演技と、「縁」が人生に大きく関わるのだなと気付かされました。
燦々(さんさん)
てがみ座の新作公演「燦々(さんさん)」は葛飾北斎の娘お栄(応為)の物語を描きます。
お栄は絵師の元に嫁ぎましたが夫の絵を扱き下ろしてサッサと離縁されて戻ってくる。
そして自ら絵師として立つことを目指すが、
凄まじき天才である父の影響から逃れるのは容易じゃない。
さらに彼女は、絵師たちの主要な収入源である枕絵が苦手で……。
この作品は、お栄という一人の少女の内奥を、浮世絵を媒介に瑞々しく、
そして晒け出すように描き出せたらと思っています。
江戸後期という騒がしい時代にの中で、お栄が何を見つめ何を選ぶのか。
阿波踊りの街にある劇場だからこそ生み出せる、風情溢れる色鮮やかな舞台創作に挑みます。
長田育恵(座・高円寺フリーマガジン16号より)
竹と和紙…シンプルながらも繊細な舞台演出でした。照明効果も抜群。
さっぱりとした演技と、「縁」が人生に大きく関わるのだなと気付かされました。
劇団チョコレートケーキの公演を観てきました。
『治天ノ君』
【脚本】古川健
激動の明治・昭和に挟まれた『大正時代』。
そこに君臨していた男の記憶は現代からは既に遠い。
暗君であったと語られる悲劇の帝王、大正天皇嘉仁。
しかし、その僅かな足跡は、
人間らしい苦悩と喜びの交じり合った生涯が確かにそこにあったことを物語る。
明治天皇の唯一の皇子でありながら、家族的な愛情に恵まれなかった少年時代。
父との軋轢を乗り越え、自我を確立した皇太子時代。
そして帝王としてあまりに寂しいその引退とその死。
今や語られることのない、忘れられた天皇のその人生、その愛とは?
二時間半早かったです。
時代の流れと背負った宿命。
今、知ることが出来て胸が締め付けられる思いでした。
『治天ノ君』
【脚本】古川健
激動の明治・昭和に挟まれた『大正時代』。
そこに君臨していた男の記憶は現代からは既に遠い。
暗君であったと語られる悲劇の帝王、大正天皇嘉仁。
しかし、その僅かな足跡は、
人間らしい苦悩と喜びの交じり合った生涯が確かにそこにあったことを物語る。
明治天皇の唯一の皇子でありながら、家族的な愛情に恵まれなかった少年時代。
父との軋轢を乗り越え、自我を確立した皇太子時代。
そして帝王としてあまりに寂しいその引退とその死。
今や語られることのない、忘れられた天皇のその人生、その愛とは?
二時間半早かったです。
時代の流れと背負った宿命。
今、知ることが出来て胸が締め付けられる思いでした。