磨く
ライバルがいて人生が磨かれる
寒風にさらして磨く土性骨
いよいよ
修羅越えていよいよ迫る古希の門
いよいよになると寂しい定年日
自由吟
老残の身にも満ちくる春の潮
裏側に仏をやどす鬼の面
平成に昭和の傷の癒えぬまま
川柳やまがた四月句会
花
野の花でたりる私の花暦
大輪の夢を抱いてる花の種
弾む
お似合いといわれて弾むペアルック
切り札を持つと弾んだ声になる
ツーとカーばかりで弾む三次会
自由吟
偽の文字に馴らされていく世の怖さ
引退を決めると起こるラブコール
こぶし川柳大会
黒
黒星を希望に変える母の喝
喝采は黒子へ譲る立て役者
単純
単純な構図で深い母の海
単純な道だが熱い農一途
灯す
テロの日も灯し続ける平和の火
生きている叫びだ過疎に灯が灯る
いたずら
いたずらの好きな女神の撒く花粉
いたずらも飽きてそろそろ適齢期
自由吟
ありがとう夕陽が頷いてくれる
NHK学園スクーリング
新
いいニュース載る朝刊は早く来る
桜
桜散るまでは我慢の血糖値