ゆりかご3月句会
削る
年金に趣味の予算が削られる
シンボル
日の丸をシンボルにした暗い過去
シンボルを誉めて産湯を使わせる
自由吟
寒い世もプラス志向で切り抜ける
灯油高早寝遅起きして凌ぐ
川柳やまがた3月句会
未来
混迷の未来へ花の種をまく
貯金箱の中で育っている未来
あくび
生あくびして待っている休耕地
酸欠の地球があくびばかりする
自由吟
決まり手はうっちゃりだろう低米価
山形市民川柳のつどい
深
深々と下げる頭も偽装めき
ナツメロに胸熱くする深夜便
出世魚海の深さをまだ知らぬ
自由吟
真と偽の区別がつかぬ舌の先
単純な筋書きにある炎のドラマ
NHK学園作品コンクール
自由吟
灼熱の地球を選びそうになる