川柳やまがた3月号
出羽路抄
黒潮に乗って来ました初鰹
温暖化とは悠長な日本語
ブランドがあるから偽装したくなる
百歳のエキスをもらう処方箋
わっか抄
大吉を引いても変わらない暮らし
引き算をしてマイナスになる老後
立体交差して事故がない三世代
美しい日本語ですか認知症
ほのぼの抄
また一つ老舗が消える寒い街
うきうき
定年の向こうへ架ける虹の橋
左
余生燦々左うちわは望まない
ひころぶ
妻のタクトにひころびながらついていく
べに花3月号
本音
やんわりと本音引き出す妻の酌
迷う
故郷が変わる回遊魚が迷う
ユーモア句
神々もしのぎを削る受験場