作家 氷室 瑠璃 

ひまわり畑は脱原発の象徴 。
世界中の核廃絶を願い執筆活動中!
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RT 《回覧板》ハイジプロジェクト!それから~ ③

2012-02-20 10:52:52 | ハイジプロジェクト それから~


第2話からは、金策の苦労話、資産売却にまつわるetc… ハイジ計画の全貌などです…


【ハイジプロジェクト】それから~ ③


さてさて…

話は一昨年、2011年初夏に遡ります…

偶然、本当に偶然…

ある不動産サイトで運命の出会いを… フォーリンラヴ!

嫌がるハルと、幼稚園を強引に休ませたモモを引き連れいざ県北へ…

これが氷室家の初の長距離ドライブ

2時間30分…

美しく整えられヒノキ林の林道から、小さな看板を目印に急傾斜の砂利道へ…

カーブを曲がった先に

一目で恋に落ちた洋館が静かに… 慎ましやかに私たちを待っていた。

ハルが言った…

「なんだか… とっても寂しそうだね… 」

建物全体が悲しみに沈みこんでいるようだ…

ドアをノックした…

「遠いところをようこそ…」

ハル、モモ、瑠璃… 思わず顔を見合わせる。(「天使にラブソングのシスターだ!」)

口にこそ出さなかったが、そっくりだ!

(昨夜、大笑いしながら見たばかりの映画から抜け出てきたのか?…)

モモはおおはしゃぎで、シスターの後を追いかけた。

建物の中は、まるで昨日建てられたばかりのように美しく、長い年月が経たとは思えない…

大切に手入れをされてきたのだろう… 本当に愛され慈しまれてきたんだなぁ……

そして、天然水で淹れたコーヒーをいただく。

「うっうまい!!!」

ハルが叫んだ!普段コーヒーなんか… 絶対においしいとは言わな奴が!だ。

「水がおいしいからでしょう… ここの水はすべて湧き水を使っています。」

この一杯は、忘れられない記憶となった…


そこまではよかった… 夢を見ているだけならば……

                         
そこで終わらないのが瑠璃だ!


運命の出会いをした「秘密の場所への移住計画」

家族を巻き込み、説き伏せ…

これが瑠璃の【ハイジプロジェクト】のはじまりだった。

ハルとモモが口をそろえて、

「また、ママの悪巧みが始まった… だけど、パパとモモはいつでもママの見方だよ!」

「ハイジ計画!みんな揃って山へ行こう!おー!!」

それから何度も、何度も足繁く通い、オーナーさんと交流を深めながら、売却の相談を重ねた…

売却金額は、¥3300万

勇んだものの、いざ実行に移そうとすると難題が目白押し…

資金計画の壁の厚さにタジタジ……


本来ならばここで終わった話だ。


                 続く















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