小論講師の徒然草

大学受験予備校で小論文を教える者が日々思うところを徒然に…。

【大学入試】合格度チェック

2010年04月02日 04時29分54秒 | 大学受験全般・勉強法・ガイダンス
昨日は嘘ばかり書いたので、今日は真面目に大学入試のお話を。

さて、新年度。新高3生の皆さんは、完全に受験生ですね。「部活が終わったら受験を…」と思っちゃっている皆さん、それは甘い。春期講習でもお話したように、現役生が落ちるのは、多くの場合、「時間切れ」なのです。「部活が終わったら…」と考えていて、失敗した受験生を数多く見てきています。卒生は、100%受験に向けて時間を使える、私立進学校の受験生はもう部活をやっていない(そもそもやっていない場合が多い)、ということを念頭に置かなくてはいけません。大学受験は、全国区の競争ですから。

さて、この時期の合格度チェック。以下の項目のうち、該当するものが多いほど、合格の可能性が高い。もし、該当項目が少ないならば、意識改革が必要です。

<一般入試編>

①第一志望校は明確である。

②併願先候補も概ね決まっている。

③併願先候補を含めて、試験科目・配点・偏差値がだいたい頭に入っている。

④国公立志望の場合、センターランクが頭に入っている。

⑤国公立二次・私大の個別試験で、だいたいどのような問題が出されるか、傾向を把握している。

⑥志望校の偏差値と、現在の自分の偏差値の差が、科目ごとにぱっと言える。

⑦夏の模試の目標偏差値が言える。

⑧まず自分はどの科目を克服すべきか、その具体的な方法がイメージできる。

⑨1日あたり8時間以上勉強をする集中力がある。

⑩卒生の場合、なぜ、昨年度の入試で失敗したのか、敗因の分析ができている。

<推薦・AO編>

①志望する業界の分析がだいたいできている。

②昨年度版のパンフを、志望大学とその「比較対象」大学につき、収集できている。

③30歳の自分は何をしているか、また、なぜそれをしたいのかを言える。

④そのために、何を大学で学ぶべきかを明確に言える。

⑤オープンキャンパスで入試担当者とすでに話をしている。

4月の段階では、こんなところでしょうか?7~8割は「○」が付きたいところです。5割以下は、危険。

スタートが肝心ですよ!

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2 コメント

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はじめてコメントします (あや)
2010-04-02 23:10:49
こんばんは
山梨の春期でお世話になった者です
詳しく言うと先生に漢文の相談に乗っていただいた者でもあります◎笑

先生のblogを見てると、更新されるたびに受験生の自覚が出てきます!
(と同時に焦りも感じるのですが…)

で、いきなりですが再び相談したいことがあるのです;(
今度山梨にいらっしゃったときに、お時間がありましたら少しお話できますでしょうか?
ご多忙だとは思いますがよろしくお願いします


追伸←?
……4月1日の記事はみごとに騙されました◎






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あやさんへ ()
2010-04-05 21:29:57
大いに焦り、そして、自覚をしてください。それができた人、さらには早くからできた人が合格していきます。受験に「フライング」「勉強しすぎ」はありませんからね。

相談の件、了解です。講義は18時からですので、17時30分はいかがでしょうか?講義終了後は、最終のあずさに飛び乗らねばならないので、時間をとることができませんので。

だまされてくれて、ありがとうございまーす!ま、年に一度の、公然と嘘を言ってよい日ですから(笑)
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