息子が高校を卒業し 独立したのである
いつもそこにいた家族が 今日からはもういない
トテモサビシイ
自分が高校生の頃 実家というのは
「息がつまるほど愛に満ちた家泳ぎださなきゃ溺れそう」な場所で
「今夜誰もが夢見ているいつの日にかこの街から出てゆくことを」
夢見ていたのである
いつの間にか 出て行かれる立場になったのであるなあ
トテモサビシイ
心に巨大な空白が開いて 風が吹いている
息子が幼い頃 いっしょに公園で遊んだ夕暮れに
日曜日の終わりを告げるようにふいてきた冷たい風が
心の中にすうすう吹いている
トテモサビシイ
いつもそこにいた家族が 今日からはもういない
トテモサビシイ
自分が高校生の頃 実家というのは
「息がつまるほど愛に満ちた家泳ぎださなきゃ溺れそう」な場所で
「今夜誰もが夢見ているいつの日にかこの街から出てゆくことを」
夢見ていたのである
いつの間にか 出て行かれる立場になったのであるなあ
トテモサビシイ
心に巨大な空白が開いて 風が吹いている
息子が幼い頃 いっしょに公園で遊んだ夕暮れに
日曜日の終わりを告げるようにふいてきた冷たい風が
心の中にすうすう吹いている
トテモサビシイ