「僕の新しい生活が始まって3ヶ月。2005年は僕にとって冒険の年でした。一体どこへ行くのかも分からず、知らない人に車に乗せられて、次に飛行機にという乗り物に乗せられました。そこからの時間が長かったです。大きな音がする貨物室というところにハウスは置かれて、僕は一人ぼっち。一人が苦手な僕は寂しかった。」
ハッピーが貨物室でどうしているのか考えると胸がギュッとなる気がしました。考えても仕方ないから、少しの心配はしながらも再会できる喜びを想像することに!ハッピー頑張れと心の中で応援♪そしたら、偶然隣に座り合わせたご夫婦が犬好きらしく、私がハッピーのトイレシーツを持っているのを見て
夫婦「犬も一緒?」
みき「はい。大きいから貨物室に」
夫婦「あ~今頃大きい音で怖がってるよー。」
みき「なんでそんなことを言うんですか!」とは言いませんでしたが、気分はブルーに。
-機内食中-
夫婦「犬は飛行機初めて?」
みき「はい。だから心配なんですけど、まだシアトルなら近いし。直行便だから」
夫婦「いや~私たちは食事できるけど、お腹すいてるだろうねえ。」
みき「分かってますよ!あげれるなら私だってハッピーにご飯あげたいですよ!」とは言いませんでしたが、またまた私の気分はブルーに。
そんな会話をしながら予定よりも30分ほど早くシアトル・タコマ空港に到着。「どうしているんだろう?どこで会えるのかな?」と心配しつつイミグレーションを通過。荷物を待っているとアナウンスが・・・「あ、私の名前を呼んでる!」ハッピーに何かあったの!?と不安になってしまった。日本で渡された書類もしっかり準備して呼び出された場所へ向かう。どこに行けば良いのか分からなかったので近くにいる人にとりあえず聞いてみました。犬を預けていることと、いま呼び出されたことを伝えると親切に案内してくれました。オフィスに案内され、書類を見せると再び場所を指定されて大急ぎで指定場所へ。
空港内のモノレールに乗り指定されたターミナルに到着。「ハッピー近づいてるよ!匂いでわかる?あ、鼻悪かった・・」などど心の中でツコッミをいれつつ・・・ついにハッピーが!!ハッピーが!!
ぽつん・・・・とハウスが。荷物がクルクル回るベルトのすぐそばに置かれていました。走って近づくと・・・いた~!ちゃんとハッピーがはいってるよー!中をそっとのぞき込むと、誰だか分からない様子。目は見開いて、唇がガタガタガタガタ震え始めました。「ハッピー、ハッピー。みきちゃんだよ!」と声をかけると少しずつ分かってきたようで、またガタガタガタと体も震わせながらこちらを涙目でみていました。
一体どれだけ怖い思いをしたのか・・・想像もつきません。よほど怖かったのでしょう。体中のもが全て出尽くしたという状態で、ハウスの周囲数メートルまで臭いがするくらいでした。ハッピーの情けなそうな、怯えたような顔を見るとかわいそうだったけれど、とりあえずはホッとしました。きっと到着のときの衝撃で「助けて~怖いよ~キャイ~ン」となったのでしょう。Pooch Padsを敷いてて良かったあ。水分もしっかり吸収してくれて役立ちます。
空港内のレストルームでタオルを濡らして、ハッピーの体を簡単に拭き、ハウスの中も簡単に掃除して終了。ハウスが載る大きさのバンタイプのタクシーで目的地へ向かいました。しばらく走ると、サーーっと窓が開きました。「ん?少し臭いが?」と思った瞬間でした。タクシーの運転手さんも気づいちゃったのね~。それからは、窓を閉めたり開けたり・・・臭いを感じるタイミングで上手く調節していました。ご迷惑をおかけしました。でも、ハッピーちゃんは大冒険をして、頑張ってアメリカまでやって来たので許してくださいね。
ハッピーアメリカ上陸記念に記念撮影をしようと考えていましたが、あのガタガタ震えていたハッピーの顔を見たら、写真を撮る気にはなれませんでした。でも心には焼き付いています。頑張って一緒に来てくれたハッピーに心から感謝。“一生大切にしてあげないといけない!”とさらに思いました。
「ほんまや、ちょっとしたことで怒ったらあかんでぇ。僕は頑張ったんやから。」 by ハッピー
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震えるほど恐かった飛行機、アメリカの空港職員は大男も沢山いてさぞ恐かったでしょうね。これからは日本より広大で澄みきったシアトルで元気いっぱい楽しんでや~。
みきこさんと一緒にいたい為に頑張ったんだから・・・・ハッピーchanには大きな借りが出来ましたねー(爆)。
フフフッ(笑)ハッピーchan・・頑張ったかいあってこれからラッキー♪
コッカに関するブログを探していまして、「アメリカ上陸」というタイトルにひかれてやってきました。
って、かなり遅いですね。。。
2006年8月に生れたコッカの母なので…。
実は、「我が娘(女の子です)」も、この9月(2009年)に生れて初めて飛行機というものに乗り、異国の地であるドイツ・フランクフルトで生活することになりました。
みきちゃんさんと同じく、母は独り飛行機で不安になり耐えられずに薬を飲んで休んでしまいました。
無事に飛行機が着陸して、「貴重品」カウンターに娘をダッシュで迎えにいったところ、ハッピーちゃんと同じく身体のものを全部外に出してしまい泣き叫んでいました。
犬にとっては想像を絶する時間だったようです。
ごめんね。
そう簡単に帰国(休暇)できないな、本帰国のときはどうしようかな、と大きな不安を抱えています。
犬社会ドイツの生活は、娘には幸せなようで、日々は安心なのですが。
これから楽しくハッピーちゃんの生活を見させてくださいね。
宜しくお願いします。
Sunshine