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創造性と伝統について

2006-08-17 14:59:33 | Weblog
 
創造性と伝統について
 
ファイル名 :4KOI0GB0kN.doc
(http://www.happycampus.jp/pages/data/8/D7061.html)
 
 
本文の内容一部
 創造における伝統の役割について少し関心が持てたので、自分なりの考えをまとめてみようと思う。個人的な話であるが、私はギターをやっていて、自分の芸術との関わりは音楽を通じてであると思うので、その都度音楽の場合(主に軽音楽)のことを考えながら伝統と創造について考えていきたいと思う。さて、最初に断ってしまうが、伝統は創造において必要不可欠なものであるという考え方については、納得できる部分も多々あるが、どちらかというと反対である。が、気を悪くせずに読んでもらいたい。自分なりに、創造というものに対する考え方を示したつもりだ。
 いきなり最初に伝統が必要不可欠だとは思わないということを書いたが、自分の音楽活動はというと、(少なくとも今のところは、と注意書きしておくが)どっぷり伝統に浸かっていると自覚している。私はいわゆる軽音楽をやっているわけだが、いくら独自のものをやろうとしたところで、ギターとベースとドラムとヴォーカルでバンドを組み、誰かが考え出した音階の上で曲を作ろうとした時点ですでに伝統の枠内、もっと言えば「人マネ」である。それでも人がやっていないようなことをやればそれが創造なんだといえば確かにそうかもしれないが、私はそれは創造性の中のほんのひとつでしかないと思う。モダニスト達のことは何も知らないが、彼らがそんなものは創造ではないと言うのであっても、その考え方も十分に納得できる。つまり、彼らとはそもそも「創造とは何か」というものに対する根本の考え方が違うのだと思う。そして私もどちらかというと彼らの考え方に近いと自分では思っている。反復による創造というのは例えば、誰かがオムライスを考え出し、それをヒントに、卵の中に焼きそばを入れてオムソバを作り出し、それをヒントに今度はパスタを入れてオムパスタを考え出すようなものだと思っている。
 
キーワード
伝統, 創造性, 芸術