大阪で、大地震が再び起きました。
阪神・淡路大震災で味わった揺れをもう一度味わうとは、夢にも思っていませんでした。
記録として、毎日新聞のデジタル版からです。
M6.1 3人死亡91人けが
18日午前7時58分ごろ、大阪府を中心に強い地震が発生し、大阪市北区、大阪府高槻、枚方、茨木、箕面の各市で震度6弱を観測した。気象庁によると、震源地は大阪府北部で震源の深さは約13キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.1と推定される。大阪府警などによると、大阪府高槻市で小学4年の女児(9)が壁の下敷きになって死亡し、府内で高齢男性2人が死亡。毎日新聞の午前11時半現在のまとめでは、大阪、京都、兵庫、滋賀の4府県で計91人の負傷が確認された。津波は起きなかった。
大阪府や府警などによると、高槻市立寿栄(じゅえい)小学校で学校のプール付近の壁が倒れ、4年の女児が下敷きとなって死亡。大阪市東淀川区で男性(80)が壁の下敷きに、茨木市の男性(85)は本棚の下敷きになっていずれも死亡が確認された。
また、総務省消防庁の午前10時半現在のまとめによると、大阪、高槻、吹田、箕面、兵庫県尼崎の各市で計20件の火災が発生した。
京阪神地域を中心に交通が大きく乱れている。JR西日本とJR東海によると、午前11時現在、東海道・山陽新幹線は米原-岡山駅間で上下線の運転を見合わせている。米原-新大阪間には駅間で上下8本が止まっていたが、東海道新幹線は午後0時50分に全線で運転を再開した。
JR西によると、在来線は京阪神地域の全線で運転を見合わせている。私鉄では、阪急電鉄、阪神電鉄、京阪電鉄、北大阪急行は、いずれも全線で運転を見合わせている。南海電鉄の全線と近鉄、大阪メトロの一部では運転を再開。大阪メトロ御堂筋線江坂-東三国駅間では、電気を供給するレールの一部が脱落し、運転再開ができていない。
他の各地の主な震度は次の通り。
▽震度5強=大阪市都島区、東淀川区、旭区、淀川区、大阪府豊中市、吹田市、寝屋川市、摂津市、交野市、島本町、京都市中京区、伏見区、西京区、京都府亀岡市、長岡京市、八幡市、大山崎町、久御山町▽震度5弱=大阪市福島区、此花区、港区、西淀川区、生野区、大阪府池田市、守口市、大東市、四條畷市、豊能町、能勢町、京都府宇治市、城陽市、向日市、京田辺市、南丹市、井手町、精華町、大津市、兵庫県尼崎市、西宮市、伊丹市、川西市、奈良県大和郡山市、御所市、高取町、広陵町
塀の対策遅れ
室崎益輝(よしてる)・兵庫県立大大学院減災復興政策研究科長(都市防災)の話 建物本体の耐震性は阪神大震災以降新しい建物を中心に強化されてきたが、ブロック塀や電柱、広告の看板などは対策が遅れている。まさに都市防災対策の隙間(すきま)になっており、今回の被害を教訓に対策を進めるべきだ。交通機関のストップは安全確認のためやむを得ない。逆に、このような大きな地震の際は職場や学校を休みにして、通勤通学の人たちは安全な場所に待機するなどの対応が必要だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます