お金の計算です。失礼な言い方になっていたら、ごめんなさい。
西洋の方は引き算ができないのでは、あまり得意ではありませんね。
お釣りを渡す時、日本人は引き算ですが、足し算で渡す話を聞いたことがあります。
<コラム 筆洗>かけ算の九九。いつからか知らぬが、日本の子どもは「ニイチガ…
かけ算の九九。いつからか知らぬが、日本の子どもは「ニイチガニ、ニニンガシ、ニサンガロク…」と詩歌のように唱え暗記に努める
▼2002年発行の船山良三著『数学が好きになる七つの話』によると、英国の小学校の算数の本を調べたら、縦に1から10、横に1から10まで区切った升目に積を書き入れたかけ算の表があるのみ。「ニイチガニ」のような言葉の表記は見当たらなかったそうだ
▼ドイツ語、フランス語も数詞の発音の特性から、リズムの良い暗唱の詞を作るのは困難という。クラスで斉唱して暗記に努める学習はどこでもやっているわけではないらしい
▼奈良県の藤原京(694~710年)跡から出た木簡が、役人が実務に用いた最古級の九九の早見表だったらしいと報じられた。役所に置いて、徴税の計算などに使ったようだ。暗記している役人もいたろうが、きっと仕事に正確を期すためだろう。九九の大切さを改めて示す話題と思える
▼先の本によると終戦後、日本の教育全般を改めようと連合国軍総司令部(GHQ)の要請で米国の教育関係者の使節団が来日。小学2年の算術の授業を視察して九九の斉唱を見た際「こんな難しいことを教えている」と驚いたそうだ。米国はかけ算は表を見てやればよく、暗唱させるのはむちゃだと考えるらしい
▼日本侮るべからずと九九が思わせたなら、少々誇らしい。
でした。
西 逈さんのコメントです。
《九九 (西 逈)
俳優の山茶花究、コメディアンの八波むと志、芸名の由来は九九からです。数字を商売に活用したのが、バナナの叩き売り。『北やんのバナちゃん節』から。
とことんで四三(よんさん)か 四三切られの与三郎 三十数ヶ所刀傷 おまけに二ヶ所の横根傷 サードッコイさあ負けて これまた四〇(よんまる)か 四は信濃の善光寺 四谷赤坂麹町 チョロチョロ落ちる御茶ノ水 私のバナちゃんソラ落とせ そら負けて三八で 三八伏見の聯隊で 三七大阪聯隊で 三六姫路の聯隊で いつも戦にゃ勝ち通し 私のバナちゃん負け通し‥‥。》
とことんで四三(よんさん)か 四三切られの与三郎 三十数ヶ所刀傷 おまけに二ヶ所の横根傷 サードッコイさあ負けて これまた四〇(よんまる)か 四は信濃の善光寺 四谷赤坂麹町 チョロチョロ落ちる御茶ノ水 私のバナちゃんソラ落とせ そら負けて三八で 三八伏見の聯隊で 三七大阪聯隊で 三六姫路の聯隊で いつも戦にゃ勝ち通し 私のバナちゃん負け通し‥‥。