【子規365日】■6月29日
川セミノ来(きた)ル柳ヲ愛スルカ 1902(M35)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
金田一春彦「ことばの歳時記」新潮文庫 より
《翡翠》の俳句
背が翡翠の鮮かな碧空色で、嘴が赤い。四時にいるが、新緑水辺の姿が印象的なので夏季の鳥とされている。よく杭や木の枝、或は岩の上にいて水面の魚影をねらい、一直線に飛翔して捕える。
・翡翠が掠(かす)めし水のみだれのみ 汀 女
・翡翠の翔けし一瞬息とまる 悌二郎
・子の声と翡翠のゆくへ澱(よど)みなし 竜 太
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
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