はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

ああ1日早かったツアー(2) 荘川桜

2006-04-30 01:20:53 | その他
白鳥の市街地を抜けて、国道156号線を長良川に沿って遡る。



桜の向こうに雪の残る山が見える。


あの白い雪には、先週降った分も混ざっているのだろうなあ、などと考えながら、あたたかで、乾いた、明るい午後の道をすいすいと走る。
先週、雪の降りしきる真っ暗な夜に、必死で走り抜けた道である。



分水嶺公園に到着する。



1cmくらいの小さな花を見つけた。
写真に撮って、家で図鑑を見たが、結局何だかわからない。
大きさを無視すれば、写真に写った姿はショウジョウバカマに似ていたので、
ヨメさんが暫定的に「まめしろ」と命名する。



公園から少し行くと「ひるがの湿原植物園」があった。
駐車場では職員らしきグループがテントを組み立てていた。
こちらも連休前日モードである。

入ろうと思ったら止められた。
「すみませーん、明日からなんですよ」
ああ。




峠を越え、飛騨路に入る。



荘川桜。まだ開花はしていない。

しかし、ダムに沈んだ村から移植された2本の巨木は、桜の魅力は決して花ばかりではないのだぞ、と主張している。

以前、無料で解放されていた駐車場は、2005年、荘川村が高山市と合併したのを機に、ゴールデンウィーク期間中のみ有料化された。
で、今日はそのゴールデンウィークの前日であるからして、駐車場は無料。
…とはいえ、花がないのだから、観光客も殆どいなかったのだが。

大型観光バスが、何台か素通りして行った。



これより白川郷、五箇山という世界遺産の合唱集落を通って金沢に帰るわけである。



その途中。



国道のすぐ脇で食事中のニホンカモシカを見つけた。

路肩にクルマを停める。
その音で、カモシカのほうも気がついた。
黒くて硬い道をびゅんびゅん走るぴかぴかの「動物」が、自分を気に留めたことが意外だったらしい。

明日からはこの道も交通量が増えるのだろう。
1日早かったから出会えたのかもしれない。



白川郷も、五箇山も、桜は満開であった。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も (陽子)
2006-05-06 13:27:53
この状態の桜の木を見たことがあります。咲いたらさぞやきれいでしょうね。
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陽子さん。 (はんたろう)
2006-05-07 10:26:43
満開になったら、それはもう壮観ですよ。

春を待つ雄々しさとはまた違って。
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