はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

セイタカアワダチソウ

2015-10-15 19:27:59 | 自然のこと
サギソウで知られる湿地に行ってみた。

むろん、サギソウはとうに終わっている。
リンドウが見られるのは、まだ先である。
それでも、何か咲いているだろう、くらいの気持ちだった。

咲いていた。

…セイタカアワダチソウが。

それも、かなりの数。



セイタカアワダチソウは外来種で、異様に繁殖力が強い。
自身が強いだけでなく、根から化学物質を出して、他の植物の成長を阻害する。
このため、日本各地で駆除も行なわれている。

それが、この湿地にも勢力を伸ばして来ていたのだった。



ここの湿地は貴重であるとして、植物を紹介する看板も整備されている。
最近聞いた話だと、サギソウも、自生を守っているだけでなく、ある程度栽培して植えているそうだ。
当然、雑草の駆除も行なわれているものと思っていたが、そうではなかったのか、それとも手が及ばないのか。
いずれにしても、湿地内の植物がすべて採取禁止である以上、私は咲き誇るセイタカアワダチソウを、ただ見て、撮影して帰る他はなかった。

サギソウを守ろうと思ったら、その湿地の生態系全体を、適切な状態に維持してゆかなければならない。
サギソウだけ育てました、植えました、ではダメなのだ。
管理しているのは自治体だと思う。
セイタカアワダチソウの、速やかな駆除をお願いしたい。

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