映画を観た～リアル鬼ごっこ～

『リアル鬼ごっこ』を観ました。


藤原「乳よせまっせー！！」




ストーリー＆解説：佐藤翼は、アル中の父と生まれつき病院に入院している妹、愛の世話をする優しさを持っていたが、学校では一匹狼の不良少年だった。敵対する佐藤洋とは幼馴染みだったが、いつの頃からか二人は不仲になっていた。ある時、洋たちのグループに追われて逃げ回っていた翼は、突然、別世界にワープしてしまう。それは、元の世界と平行して存在するパラレル・ワールドだった。そこでは、佐藤という姓を持つ人を捕まえて殺すという、“リアル鬼ごっこ”が行われていた…。

若者の間で絶大な人気を誇る作家、山田悠介のデビュー作にして、100万部を越えるベストセラーとなった「リアル鬼ごっこ」を映画化。パラレル・ワールドにワープしてしまった主人公は、王と名乗る人物による「佐藤狩り」に遭う。捕まったら殺されてしまう、“リアル鬼ごっこ”だった。主演は、『グミ・チョコレート・パイン』の石田卓也、『檸檬のころ』の谷村美月、『クローズ ZERO』の大東俊介という、今注目のフレッシュな若手3人。作品の半分以上が鬼ごっこシーンのため、キャストたちはとにかく走りっぱなし。石田卓也は走るのが得意ということでの抜擢だったそうだ。監督は、『もうひとりいる』に続き2作目の監督作となる柴田一成。(goo映画)


【五つ星評価…☆】


パラレルワールドって！！ｗ

２０００年３月に行なわれた、ガキの使いの罰ゲーム『２４時間鬼ごっこ』を彷彿とさせるネーミングに釣られて劇場に足を運びましたが・・・。

原作は２００１年に文芸社より自費出版本として刊行され、発行部数は１００万部を超えた同名ベストセラー小説。

柴田一成監督の話によると、原作の西暦３０００年wwwという時代設定がイメージしにくいということで、現実の世界と並行して存在するパラレルワールドを考えたらしいです。

もう少し、シンプルでよかったんじゃないかな？

普通に２００８年でもリアル鬼ごっこはできるでしょ。

ややこしい設定にして面白くなるなら構わないけど、つまらなくなっているだけじゃなくて、ややこしい割には先読みしやすいストーリーという、なんともどうしたもんかと…。

王様の正体分かり易すぎでしょうがよｗ

なんの驚きもないわ。作り込みも甘い感じ…。

手榴弾はどこから入手した？ｗｗ

パラレルワールドと現実の世界で同じ人物が存在していて、どちらかが死ぬともう一方も強制的に死ぬってことだったけど、ラストの方で妹を助けるシーンはどうも都合が良すぎる気がします。

現実の世界で妹助けたら、なんでパラレルの方の妹に仕掛けられた処刑マシーンが都合よく故障してしまうのか？

この場合、現実で妹を助けてもパラレルの方でもしっかり助けてやらないと結局現実の妹も死んでしまうんじゃないの？別に現実で起きたことが優先される設定じゃないでしょ？

マシーンの故障なんて低い確率の生存方法じゃなくて、パラレルでも誰かが救出するみたいな事が起きたほうが説得力があると思うけど。

さらに、ラストで日本が戦場と化してる別のパラレルワールドが出てきたけど、戦闘による死者はどう処理してるんだ？

死が共有しているんでしょ？日本であんな大規模な戦闘が行なわれているんだったら、現実でも半端じゃない死者が出てるはずですけど…。

その辺について、なんか説明ありましたっけ？？

アクションも、最初の不良グループから逃げるシーンで主人公の身体能力を見せたかったのかしらないけど暗すぎて何をやっているのかよく分からず、その身体能力もその後にいかされていません。

ってか、アクションシーン自体が大したことないので、ジャンプの時の「ブォッ！！」っていうカッコイイ音が悲しく聞えてしまいますｗｗ


この映画で唯一良かったのは、主人公の妹“佐藤愛”を演じていた谷村美月ですかね。



ちょっと前まで劇場で流れていた『海賊版撲滅キャンペーン』のＣＭに出演してましたが、魅力的な女優さんです。めっちゃ可愛い！！



↑『海賊版撲滅キャンペーン』ＣＭ

それ以外のキャストは特に何もないですｗ

あ、あと主題歌も結構良かった。

一応、ＰＶがあったのでアップしておきます。



↑歌：ＫＯＴＯＫＯ 曲名：リアル鬼ごっこ

どんだけ若い子が歌ってるのかな？って思ったら、若いのかオバサンなのか分からない顔してますねｗｗ

ちょっと残念…。


まぁ、原作がどんだけ面白いのか？って話にもなってきますが(西暦３０００年www)、谷村美月以外は観る価値のない色々と残念な内容になっています。

観なくていいです。




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