ゆいちゃんとコースター

きっかけは同じ山梨県内に住むお友達が発信したこの文章から

私には小さなお友達がいます。名前は、ゆいちゃん。六歳のかわいい女の子です。先月まで娘と同じ小学校に元気に通っていました。
しかし、先月半ばに進行性の脳腫瘍が見つかり手術を受けました。元気で当たり前な生活が一変し、右半身麻痺の体になりました。今はリハビリをしながら、来週から始まる放射線治療に備えています。
ゆいちゃんは、お母さんと五年生のお兄ちゃんの三人家族。お兄ちゃんは、変わってしまった妹をみて布団の中で声を殺しながら泣いてしまったようです。お母さんは、シングルマザーなのに働きたくてもなかなか働くことがむつかしくなりました。
病気と闘う人はたくさんいます。けれど、自分勝手な思いなのでしょうか、やはり目の前の小さな女の子が悲しい顔をするのは私には耐え難いです。
何かゆいちゃんにしてあげたい。たくさん考えましたが、私には革しか出来ることがありませんでした。革でコースターを作り、1枚500円でたくさんの人に買ってもらい、材料費を抜いた全額をクリスマスプレゼントとして、ゆいちゃんに渡したい。
そんな風に、考え、そして行動しています。
お金とたくさんの人の想いをゆいちゃんに届けたいです。
もし、ご協力頂けるのであれば、ご連絡ください。よろしくお願いします。　村上悠記子

この記事を読んで、いてもたってもいられなくなった私はすぐに村上さんに連絡しました。
私に出来ること。それはこのコースターの事を多くの人に知っていただき、あたたかい気持ちがたくさんこもったこの素敵なコースターを少しでも多くの方々に手に取っていただく為のお手伝いをする事と考えました。
そして今日我が家へ村上さんのお手紙と一緒に素敵なコースターが届きました。
お手紙には村上さんのあたたかな人柄が溢れ、読みながら涙が止まらなくなりました。
このコースターはサドルレザーという乗馬用の鞍に使う上質の牛皮で植物性のタンニンなめし法を使っているそうです。人にも環境にも最高の皮だそうです。
手に取ってみると柔らかな皮の質感がとても素敵なコースターになっています。











HANDS Laboで水曜日(第一水曜日以外)に販売させていただくことにします。
またHANDS Laboではコースター（５００円）の販売と共に『幸せ連鎖箱』と名付けた募金箱を設置いたします。
こちらも併せてよろしくお願いします。

今年の夏『キモノコトハジメ』に参加していなければ出会わなかった村上さん。
こんな素敵な方と出会えて素敵な活動のお手伝いをできる私は本当に幸せだと思います。
どんな逆境にも負けず、『上を向いている』ゆいちゃんのお母さん、村上さんを見習って私もこのコースターを手にした方に素敵な時間を届けられれば嬉しいです。

感謝☆まじょりん