なぜこんな事件が起きたのだろう。
不安な気持ちでいっぱいになります。
甲府市のホームページに「市内の小中学校の児童生徒を無差別に殺害する」「市内の小中学校に爆弾を仕掛けた」というメールが相次ぎ学校活動への影響が拡大しています。
今日は運動会を予定していた小学校も来週に延期。
大切な子供たちを守るために、いたしかたのない対応です。
今週の運動会を楽しみにしていたお子様ご家族の方。今週運動会でなければ都合がつかなかった方。不安で残念で脱力してしまったこの気持ちをどう整理したら良いのかわからない方も多くいらっしゃる事と思います。
私の住む地域でも、脅迫メールではありませんが子供たちが危険にさらされるのではないかという事件がつい最近もあり、子供たちが安全に過ごせる事を常に思う毎日です。
何の本だったか忘れましたが、怒り、人を攻撃する気持ちは、心が不安でいっぱいになると怒りに変化すると書いてありました。
確かに毎日の暮らしの中、この「怒り」を感じる時は決まって心が不安になっている時だと思います。
人生において道を外さないために子供を叱らなければならない時。この子が将来どんな大人になるのだろう・・・人に迷惑をかけない大人に成長させるためには親としてどんな言葉掛け、行動をとれば良いのだろうと自問自答が続き、不安な心が溢れた時、「叱る」のではなく、怒ってしまう場面が多々あります。
私の愛読書、松浦弥太郎さんの本に「愛情不足」を心をお皿例えて書いてあります。
お皿を割ってしまったら、その原因は自分の愛情不足にあると。
お皿に対して愛情があれば、気にかけるし、大切にし、お皿を丁寧にあつかうと。割ったのではなく、「こわした」のだと。
人間関係がうまくいかなかったり、絆がほどけてしまいそうな時は「愛情不足」が理由なことが多いと。
今回の事件。どんな「理由」があってこのようなメールを送ったのでしょう。
その人にしかわからない恨み、つらみからなのか・・。単に軽はずみな行動なのか・・。
真相はわかりませんが、自分への「愛情不足」から起きた行動ではないかと思うのです。
自分を大切にしていれば、この様な行動はしないのではないかと・・・・。
それに、気づいて欲しいです。
私自身自分をふり返り「自分を大切に」暮らしているか？と自問自答すると、あれも、これもと反省材料が次々に浮かびます。
私がよく使う言葉「連鎖」。笑顔連鎖、幸せ連鎖。
今回の事件で「不安」が連鎖し、不安が怒りに変わり連鎖している気がします。
それぞれの人の心（お皿）「こわさない」ために、悲しい気持ちが連鎖しないように、自分の心（お皿）を大切に過ごしていきたいと改めて思いました。
犯人が一日も早く捕まり、安心して暮らせる毎日になりますように。
松浦弥太郎さんは人とのかかわりの営みを「育てる、守る、与え続ける」とおっしゃっています。
悲しい犯罪を犯す人が増えないためにも自分を大切にし、自分の愛情を周りに伝え『安心』が連鎖する事を願います。
感謝☆まじょりん