はなねこ山 Ⅱ

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上越の春 ~ スミレ編

2024-05-04 | スミレ

 

 多雪地帯で普通に見られるスミレといえば

オオタチツボスミレでしょうか。

 

我が家周辺で見られる タチツボスミレよりも やや大型で距は白色

葉は円心形で明るい緑色、質はやわらかく基部が巻いていることも多く

優しい印象です。

 

 

 

 

個体数が多くて変異が多いうえに 交雑しやすいといわれていて

あれ? これは何か混じってそうかな~ などと思うものがたくさんありますが

迷った場合は「ほぼ オオタチツボスミレ」ということに。

 

 

オオタチツボスミレとタチツボスミレとが 並んでいました。

 

 ↓ タチツボスミレは

オオタチツボスミレに比べると、数はずっと少ないです。

タチツボスミレとオオタチツボスミレの交雑種のムラカミタチツボスミレは

見つけられませんでした。(あったとしても同定できない  )

 

 

 

 ナガハシスミレ(長嘴菫 / 別名テングスミレ)は

距が長いという特徴があるので、わかりやすいスミレ

何(誰)のためにこんなに長い距になってしまったのでしょう。

吸蜜しそうな蝶は ルリシジミしか見かけませんでしたが。

 

 

 

 オオタチツボスミレとナガハシスミレとの交雑種

↓ イワフネタチツボスミレがいました。

距の長い オオタチツボスミレ といった感じです。

 

 

 

 オオバキスミレも雪国を代表するスミレ

花は中輪ですが 葉が大きいので 小さく可愛らしく見えます。

 

 

 

 スミレサイシンも 日本海側の多雪地帯に生える代表的なスミレ

鮮やかな青紫色で中心部が白く抜けた花が 多く見られました。

花はナガバノスミレサイシンよりも やや大きめですが

ときどきは 小ぶりのお花もあります。

 

 

 

 雪国のアオイスミレは芳香が強いと聞いていましたが

残念  体調のせいか、それほどには感じられませんでした。

 

 

 

 ニョイスミレは 我が家周辺でも群生を見ますが

こちらのほうが スケールはひとまわり大きいです。

ピンクがかっていたり 紫条が濃かったり

 

 

 

 マキノスミレが斜面に2株 咲き始め

今回の出会いはこれだけでした。

 

 

 

 スミレ(マンジュリカ)は平地で

 

 

 

今回は 斜面が主体の観察だったために

一面に咲き広がって お花がみんなこちらを向いていることが多く

まるで こちらが スミレに観察されているよう

 

雪融けを待っていたスミレたちのパワーを感じました。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スミレ (tadaox)
2024-05-05 00:34:28
〈はなねこ〉さん、こんばんは。
スミレだけでも種類がいっぱい。
上越の春は賑やかでしたね。
tadaoxさん♪ (はなねこ)
2024-05-05 19:56:33
こんばんは。
春は小さな草花が一斉に咲きだして、華やかですね。
4月は急激に気温があがり、お花はあっという間に終わってしまいましたが
ここではタイミングがよく、たくさん見られて良かったです。

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