忙中閑あり

日々のこと、ぽつぽつと綴っていきます‥

【俳句】草津の湯もみ

2015-12-05 | 日記

今週木曜日は 『 プレバト 』 の放送がありました 

所謂 、 いつき組の云うところの  プレバト ナイト

 は

 「 草津の湯もみ 」 でした 

 

ランキング 1位  は A.B.C-Z ・ 河合さんの

冬景色湯けむり景色母景色 でした 

唯一の才能アリ 70点

夏井いつき先生の解説~ 

俳句のタブーを上手くテクニックに変えている

「景色」で 一つ一つが切れるような調べになっている

「三段切れ」 といって嫌う 、 1句の調べが滞る

三段切れを上手に使いこなす 典型的なやり方

同じ言葉で韻を踏んでいくことでリズムを作る

「冬」「湯けむり」「母」 お互いの言葉が殺し合っていない

母  →  人物

湯けむり  →  光景・温かさ

冬  →  季節・冷たさ

言葉と言葉が お互いを引き立てあっている

一語でも動かすと 全体のバランスが崩れる

触ってはいけない作品

凡人3位は ケンドーコバヤシさんの

湯飛沫が後に控えし燗急かす

よって 添削にござい~

湯飛沫よ後に控えし熱燗よ

そして 、 今回 、 特待生の昇格試験がっ!

ワンランク上の 厳しい査定に挑むのはっ!

特待生5級の 梅沢富美男さんっ!

湯もみ歌聞こゆ湯畑雪もよい

湯もみの目の前が湯畑で お湯がダーっと流れている

そこで歌を聞いていて ふと空を見上げた時に

そろそろ雪が降るのかなぁ ‥ という感じがした

夏井いつき先生の解説~ 

映像がちゃんと浮かびます

湯もみ歌聞こゆ / 湯畑雪もよい

「聞こゆ」が言い切りの形になるので

「湯もみ歌が聞こえます」 で ワンカット

「湯畑」という光景が出てくる

「雪もよい」 これが季語になる

冷え込んできて今にも雪が降りそうな曇天

この季語を知っているだけで俳人の顔ができる!

そういう暗い空が最後に出てくる

3か所切れているのだけれど

5・7・5でなく 変則的な切れを使いこなしている

テクニックを自分で披露している

果たして 査定はっ ‥‥‥ 1ランク昇格ーっ!

調べも褒めておきましょう

さっきの1位の句は 景色・景色・景色で韻を踏んだが

これはちょっとテクニックが上になる

もみ」「聞こ」「畑」「雪(き)もよい」

「ゆ」の音を響かせながら

三段切れをやりつつ

映像もちゃんと描いている

褒めるしかないでしょう!

おめでとうございます    素晴らしいです  

‥ ね   富沢さん       (解る人には解るのです


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