

浦添城(グスク)は王宮が首里城に移る前の
琉球国中山(ちゅうざん)王の城と言われています。
城(グスク)の入口。
左右にかつての城壁があります。


坂道をしばらく歩いていくと右手に
「沖縄学の父」と言われる伊波普猷の墓が。


さらに先へ進んで行くと
広い城跡に着きました。
所々城壁も残っています。



現在の浦添城跡一帯は「前田高地」と呼ばれ
第2次世界大戦の激戦地だった所。

メル・ギブソン監督作品の映画「ハクソー・リッジ」の
舞台となっているということで
外国人をはじめとして
以前より訪れる人が増えている感じでした。
(「ハクソー・リッジ」は武器を持たずにたった1人で
75人の命を救った男の実話から生まれた映画)


ハクソーとはのこぎりでリッジとは崖の意味。
沖縄の前田高地の崖が150メートルの断崖絶壁で
のこぎりのように険しくなっていたことから
最大の苦戦を強いられたアメリカ軍が
「ハクソー・リッジ」と呼んでいたという話です。

城跡は高台になっているので
嘉数高台、普天間飛行場、
北谷の海まで見渡せます。


ここは晴れているけど
沖縄市辺りは雨が降っている模様。
(方言でこれを「カタブイ」といいます)

浦添グスクは採石事業で大幅に削られ
当時とは現況が変わっているとのこと。
今はハクソーリッジも木々に覆われていて
時の流れを感じさせられます。



もう70年以上も前の事になってしまったけど
ここで多くの方が命を落とした激しい戦闘があったことを忘れず
平和の尊さを改めて心にきざんで・・・合掌
