監督:イム・スルレ(2018年公開)
出演:キム・テリ、リュ・ジュンヨル、チン・ギジュ、ムン・ソリ
日本の漫画『リトル・フォレスト』の韓国版映画化で、日本では橋本愛ちゃん主演で2014年に映画化されていますね。橋本愛ちゃん版は『夏・秋』『冬・春』のシリーズ作品ですが、韓国版は『春夏秋冬』の1作品です。
ソウルの大学に進学したことをきっかけに故郷を離れたヘウォンは、就職に失敗し、一時的に故郷に戻ってくる。実家には誰もいない。ヘウォンの父親は子供の頃に病死し、母親と2人で暮らしていたが、ヘウォンの大学進学と共に母親は失踪していた。
料理上手だった母親を思い出しながら、1人で料理を作って食べるヘウォン。そこに学生時代の親友ウンスクがやってくる。ウンスクは、ソウルに行ったジェハが戻って来ていて、ここで農業をしていることを伝えた。
ジェハに農業を教えてもらいながら、自給自足の生活をするヘウォン。自分で作った野菜を料理してモリモリ食べるキム・テリを、ひたすら眺めてニヤニヤする映画でした。
キム・テリ大好きなのでこれはこれで全然いいんですけど、ただちょっと小洒落てると言うか、ウソっぽいと言うか…作り物感が見え隠れ。。ドキュメンタリーじゃないのでもちろんウソなんですけど、でもこういう映画はウソっぽく見えちゃうとダメなんじゃないかなぁと、ちょっとだけ思いました。
ド・ギョンスさんが以前インタビューで、「日本版『リトル・フォレスト』に感銘を受けた」と、わざわざ”日本版”と言っていたんですが、韓国版はちょっと違ったのかもしれない…(韓国版を見てない可能性もあるけど)
そんなド・ギョンスさんには、『かもめ食堂』と『青いパパイヤの香り』を見てもらいたい! 料理がものっすごく美味しそうな映画です!(どっちも見てるといいな〜)
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