セカンド韓流2

映画:別れる決心

監督:パク・チャヌク(2022年公開)

主演:パク・ヘイル、タン・ウェイ、コ・ギョンピョ、イ・ジョンヒョン

 

どうしようもなく『人』が『人』に惹かれていく…という内容で、1960年代の実験的な不条理映画を見ているような、なんだか懐かしい感じがしました。テレンス・スタンプ主演の『テオレマ』(1968年)は1人の見知らぬ青年に、家族全員が魅了されて破滅していく映画なんですが、この『別れる決心』もそれに近い雰囲気を持ってましたね。

とにかく、タン・ウェイなんですよ〜。

タン・ウェイと言えば『ラスト・コーション』の衝撃が忘れられない!ってくらい、色気を通り越した”妖気”を放つすんごい女優さんなんですが、タン・ウェイに見つめられたら、もう誰も逃げられない!という刷り込みが私の中に出来上がっているので、パク・ヘイルが一目見て落ちるのは、しごく当然なのです。

ただ、タン・ウェイを知らない人にとっては「なぜ、そんなに…」と思うかもしれなくて、ここがこの映画を楽しめるか否かの、別れ道かもしれません。

最年少で警部になったエリート刑事チャン・ヘジュンの前に、不審死を遂げた男の妻ソレが現れる。中国人の妻は悲しむ様子を見せない。彼女は日々、夫から暴力を振るわれていた。

妻の動向を見張る中で、どんどん彼女に惹かれていくヘジュン。事件は早々に自殺として処理されるが、新たな証拠が見つかり、ヘジュンは妻ソレに疑念を抱く…。

中国人のソレは自分の魅力を熟知していて、あらゆる人を利用してきた。エリート刑事のヘジュンも利用できる男の1人で、同時に、絶対に手に入れることができない特別な”男”だった。そんなヘジュンに対し、ソレが最後にとった行動は…

ほぼ2人芝居のような内容で、刑事ヘジュンがラストどうなってしまうのかが気になって気になって…最後まで前のめりで見ることができました。パク・ヘイルさんは何を演じても本当に上手い!!拍手!!


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