監督:キム・テギュン(2018年公開)
出演:キム・ユンソク、チュ・ジフン、チン・ソンギュ
暗数とは、実際の数値と統計結果との誤差で、なんらかの原因により統計に現れなかった数字の事。主に犯罪統計において、警察などの公的機関が認知している犯罪の件数と実際に起きている件数との差を指す。(Wikipediaより)
恋人の殺害容疑で逮捕されたカン・テオは、「7人殺した」と麻薬課の刑事キム・ヒョンミンに告白する。半信半疑ながらもキム・ヒョンミンは刑事課に配属願いを出し、自白の裏付けを取るための捜査を開始する。
カン・テオの自白は、”ウソ”と”真実”が巧妙に織り交ぜられていて、捜査は撹乱。自白した場所から人骨が出ても「頼まれて運んだだけ」だと証言を覆す。周りの反対を押し切って捜査を続けるキム・ヒョンミンは、徐々に孤立していく…。
この映画は実話を元にしていて、キム・ヒョンミン刑事の愚直な捜査に焦点を絞っているので、驚きの展開!…は待っていないんですが(苦笑)なぜ犯人は他の殺人を告白したのか?の謎解き部分はおもしろかったですね。
「あんたは俺に勝てない」とほくそ笑むカン・テオに、キム・ヒョンミン刑事は言います。「お前に勝って何になる。殺された人たちのことが気の毒で、刑事でいるのが面目ない。だから諦めたりしない」
諦めない刑事の気の遠くなるような捜査が今も続いているというテロップに、かすかな希望をもらいました。
【オマケ】以前紹介した「神と共に」のほっこり画像なんですが、
このときチュ・ジフンさんは「暗数殺人」のために坊主になることが決まっていたと思われます。なのでド・ギョンスさんの美坊主頭が気になったのでは〜と推測。「自分でカットしたの?」的な会話を妄想中(笑)