監督:イ・ジェギュ(2018年公開)
出演:ユ・ヘジン、ヨム・ジョンア、チョ・ジヌン、キム・ジス、イ・ソジン
イタリア映画『おとなの事情』の韓国リメイク版。この映画、各国でリメイクされているようで、日本版も今年公開されてたみたいですね。私は元ネタも日本版も見ていなくて、韓国版が初見になります。
月食の晩、40年来の友人達が、引っ越し祝いのために集まった。長い付き合いだから隠し事なんか一切ないと言う彼らは、あるゲームをすることになる。スマホをテーブルの上に置き、かかってきた電話やメールを強制的に公開するゲーム。月食の不思議な力に引き寄せられるように、彼らの秘密が次々に露呈していくー。
今やスマホはパンドラの箱ですね。40年来の友達でも、長年連れ添った夫婦でも、話せない秘密がスマホの中には詰まってる。見なきゃいいのに、見たくなっちゃうんでしょうね〜、恐ろしや〜。
たった一晩の物語で、ワンシチュエーションの密室劇。密室劇と言えば、私の中では三谷幸喜さんが最高峰なんですが、三谷さんだったらどんな映画になっただろうか?と考えながら見てました。おそらく、もっとドタバタで笑える展開で、ラストのオチも変わっただろうなぁ…って、そうなると元ネタの意味がなくなりますね(汗)これはこれで、面白かったし、後半になるにつれどんどん面白い展開になります。
『全てを知る方が幸せか? 知らない方が幸せか?』
難しい選択です。