月夜に惨殺されたオオカミとそれを見ていた物静かなヒツジ

僕という人間が書きたいことを書いて自己満足する空間です。

大切なもの

2007年04月24日 22時57分58秒 | よくわからないもの。
君と僕の距離が今と変わらずにいれるのも残りわずか。
カウントダウンもそろそろ始まるよ。

君のそばにいれるのは、限られた時間だけだって、
最初からわかってたのに。

わずかな時間で築き上げたこの愛情を唯一崩せるのは、
やがて二人を別つその距離だけ。

僕にとって何が大切なのか、今なら即答できるよ。

二人で一緒に居る今を。言い換えるなら、
その幸せを。決して失いたくないと思ってる。

例え僕らの間に現実という名の壁があっても、
もう一度、今の瞬間を取り戻したいと思ったなら、
きっとなんだって出来るはずだよ。

だって日本の形を変えることに比べたら、
どんなことだって、簡単に思えるから。

だって僕にとって、君のいない幸福なんて答えは、
どんな公式でも導き出すことなんて出来ないから。

大事なことは君がそばに居ること。それ以外は何もないよ。

空の感情

2007年04月23日 12時42分44秒 | よくわからないもの。
いつか空が怒りくるって、僕達の上に落ちてきたら、
僕達にそれを受け止めることは出来るかな?

そんなこと有り得ないよと君は笑う。

有り得ないなんてことは有り得ないよ。
と、どこかで聞いた台詞を言う。

だってそうでしょう?
空はいつでも感情をむき出しにするんだ。
いつ落ちてきたって可笑しくないよ。

本当に空が落ちたとしても、居なくなるのは、
みんな一緒。だったら寂しくないよ。

そんなこと言うけど、君が居なくなるのは、
僕はいやだよ。だから君だけは居てほしい。

もしも空が落ちてきたら、
何もかもがなくなるよ。
だから空が怒ると僕は、
無性に切なくなるんだよ。

もしも空が落ちてきたら、
受け止められるかわからないけど、
君の空だけは守ってあげるから。

ユクエフメイ

2007年04月22日 10時08分41秒 | よくわからないもの。
消えた友を探してる。叫んでも現れない。
行方不明になって、数十年がたつ。

今も探しているよ。消えた場所でずっと。
あいつは神になったって、そんな噂もたってる。

もしもし、俺は今もお前を探しているよ。
お前の今居るその場所はそんなに居心地いい場所かい?
それなら俺にもその場所をこっそり教えてくれないか?

急に降り出す雨、急いで雨宿りする俺。
一瞬立ち止まる、お前に呼ばれた気がして。

お前はきっと望んでる。ここに戻ってくることを。
これはきっとお前が流した俺達へのメッセージ。

感じるよ、お前の存在。きっと近くに居るんだろう。
俺達から見えない場所。そこにお前は居るんだろう。

きっとお前は深い闇、その中にいるんだろう。
見つけるよ、その入り口。待っててよ、もうあと少し。

人間の定義

2007年04月19日 12時41分54秒 | よくわからないもの。
夕べ、僕は得体のしれないものに出会いました。
それを人間だと認識できなかったのは、
きっと僕の中の人間の定義が壊れかけているから。

いつか僕が限界を迎えて、心が壊れてしまったら、
新しい心と入れ替えて、また僕に人間の定義を教えてよ。

少し時間が遡る。昨日の夕べ。
僕が出会ったのは誰?
自分の存在意義もぼやけてる。
なぜ心は壊れる?記憶の断片。
僕は本当に人間なの?

涙を流したときでさえ、確信を持てなかった。
自分が何なのか今でもよくわからない。
でも結局は自分の気の持ちようなんだろうな。

ここからつま先までどれだけかかるんだろう。
例えば、僕の頭が取れて落ちたら、
それこそアッと言う間に辿り着いちゃうよね。

僕らは、自分が思ってた限界なんて、
あっさり超えられる存在なんだと思うんだ。
そもそも人間と僕を分ける壁なんて、
はじめっから、そこに存在なんてしてなかったんだ。

って、そう思うことが一番大事なんだろう。
たとえ僕が、人間でなかっとしても。

藁人形

2007年04月14日 10時09分10秒 | よくわからないもの。
丑三つ時に藁人形が言いました。

なんで俺が釘を打たれなきゃいけないんだ?
あんたが誰に恨みを持ってるか知らないけど、
俺にはまったく関係ないって話だよ。

でも、俺からひとつ言わせてもらうと、
やるなら外でやった方がいいんじゃない?
近所迷惑も甚だしい。

部屋の明かりはなく、真っ暗で、
わずかに浮かんでるロウソクの灯。

でも、俺からひとつ言わせてもらうと、
さすがにその格好はないんじゃない?
あまりにも痛々しい。

ひとつ思ったんだけど、
こういうことする時は、

たぶん、あくまでも俺の予想だけど、
相手の髪の毛とかいれるんじゃない?
これじゃ俺はただの打たれ損だよ。

脳恋愛

2007年04月12日 12時07分51秒 | よくわからないもの。
即席の履歴を君に伝え、都合のいい人格を作り出す。
君のことが大好きだ。僕のキャラはそういう設定。

これは僕が作った物語。
君はこの物語の主役だよ。

最初が不幸なんてデフォルトで、
運命の出会いは必然で、
約束された幸せへの道を、
ただ真っ直ぐに進めばいい。

君が僕の筋書き通り、
ちゃんと動いてくれたなら、
そしたら絶対間違いないよ。
最後は絶対ハッピーエンド。

僕は君のおかげで幸せって意味、理解できたよ。
君がいなけりゃ、この話は永遠に進まないままだった。