すこぶる…日記 

室長のアートな日々

連休中の2,3の出来事

2018-02-13 21:54:16 | 日記
 休みに入って午前中に、ラジオ(FM COCOLO)を聴いていたら前衛ロックの奇才「フランク・ザッパ」の特集があった。こんなマニアックな特集は、めったにないのでうれしかった。この番組を聴いてフランク・ザッパがどれだけ凄い人だったのがわかった。中でも、来日して京都公演(ロックの聖地京大西部講堂)でのエピソードが飛び切り面白かった。

 フランク・ザッパは、マニアにとっては、凄い存在だが一般的には知名度が低くてチケットの売れ行きが思わしくなかった。で、主催者の木村英樹が考えたのが、ザッパの迎え火を焚こうと、京大生たちに懐中電灯をもたせあの大文字山に登らせそこでZ(ザッパ)の文字を点灯させた。それが、翌日の京都新聞に大きく取り上げられて話題になりチケットは完売したそうです(笑)。

 それから、この番組を聴いて知ったのですが、あの世界的に活躍するjazzピアニストの上原ひろみは、ザッパフリークだそうです。こんなマニアックな特集もっとやってもらいたいものです。

 その日の午後に近くの商店街に買い物に行った帰りに大型新古書店Bによったら、以前友人に借りてザックリ読んだ坪内祐三著「文庫本を狙え!」(晶文社)があったので、今回はじっくり読もうと購入しました。

 坪内氏がこの本で紹介している文庫本の中に私も読んだ事のあるお気に入りの本が多数紹介されていてうれしい!

 例えば、澁澤龍彦著「狐のだんぶくろ・私の少年時代」、武田百合子著「日日雑記」、都築響一著「TOKYO Style」、団鬼六著「真剣師 小池重明」、みうらじゅん著「アイデン&ティティ 24歳/27歳」、嵐山光三郎著「桃仙人 小説深沢七郎」、つげ義春著「無能の人・日の戯れ」、津野海太郎著「歩くひとりもの」、村松友視著「夢の始末書」、泉昌之著「かっこいいスキヤキ」、横尾忠則著「波乱へ!!横尾忠則自伝」、杉浦日向子著「YASUJI東京」などなど。

 この本で、全部で154冊紹介されているので、まだまだ読みたい本が増えそうです。

 そして、その翌日に原島広至著「神戸今昔散歩」に紹介されていた神戸最古の水族館(明治28年)和田岬水族館の模型が、須磨海浜水族園にあること知り見に行ってきました。この水族館は、その後、湊川神社境内に移転(楠公さんの水族館)したり、その後建物は、新開地に移築し帝国館として芝居小屋として使用された。しかし、空襲で焼失した。

 本の写真では、大きいものと思っていましたが、想像したより小さかったです。しかし明治時代にインド風洋館造りの立派な建物が建っていたことを思うと感慨深いものがありました。


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