すこぶる…日記 

室長のアートな日々

シンクロニシティ!

2018-02-20 21:51:13 | 日記
 先日、BSプレミアムで「熱海」(新日本風土記)を見ていたら、ジャズ喫茶「ゆしま」が紹介されていて、以前読んだマイク・モラスキー著「ジャズ喫茶論」(筑摩書房)にもこの店の事が載っていたのを思い出す。

 ー 2009年8月24日。熱海駅で降りるのは初めてだと思う。老舗のジャズ喫茶「ゆしま」が前から気になっていたが、 ー 中略 ー 店が古いだけでなく、開業当時から外装も内装もさほど変化していないそうだ。しかも明大前の「マイルス」と同様に、同じ女性店主が最初から今日に至るまでずっと店が立っているのできっと面白い話が聞ける予感がした。しかも、有名な温泉町の唯一のジャズ喫茶だけでなく、(元)赤線地帯の入り口に位置していると聞いていたので、なおさらであった。 ー    「ジャズ喫茶論」より

 番組では、その女性店主がインタビューを受けていたが、この番組は今回再放送(元は2016年3月18日放送)で、この放送の時、店主の土屋行子さんは95歳でした。と言う事は、今年97歳になる。これは、ジャズ喫茶喫茶の店主最年長記録でギネスものではないだろうか? 行きたくなりました!

 以前紹介した小沢信男著「ぼくの東京大全集」を読んでいるところですが、この本は、東京をテーマにした著者の小説、紀行文、エッセイ、評伝、書評、詩、俳句が載っている。中でも、少年・青年時代の話(戦前の出来事、戦争、空襲、焼け跡、家族、病気、初恋、学校、文学、詩など)が面白い!しかし、恐るべき記憶力である(レジ袋の前の紙の袋の時代のエピソードには記憶が蘇り感激しました!)。

 ちなみに、この作家の母校は、今、話題の銀座にある泰明小学校である。

 で、同時に読んでいる本が吉上恭太著「ときには積ん読の日々」(トマソン社)。読む前には知らなかったのですが、著者は小沢信男氏と親しくて、本の中で、何度も小沢氏の名前が出てきたのでびっくりしました。こんな偶然はうれしい!これってシンクロニシティ?

 この本も面白いです!また、小沢氏の著書も多数あるのでこれから読むのが楽しみです!

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