先日、美術館「えき」京都で、展覧会「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」を見てきました。
月岡芳年(1839ー1892)は、幕末から明治前期に活躍した浮世絵師。歴史絵、美人画、役者絵、風俗画、古典画、合戦画など多種多様な浮世絵を手がけた。また、芥川龍之介、谷崎潤一郎、三島由紀夫、江戸川乱歩など近代日本の文学者にも愛された。そして、画家 横尾忠則は、芳年をテーマにし編集した「狂懐の神々」(里文出版)と言う本を出している。
そして、芳年と言えば血みどろの無残絵のイメージが強いのですが、この画家の作品の持つ、人物の表情や姿のリアルさ、ダイナミックな構図、鮮やかな色彩(特に赤色が秀逸)、スペクタルあふれる情景(さすが国芳の弟子)などその表現力や画力に圧倒されます。今回それらの作品を見て改めてかっこいいなと思いました。
以前、杉浦日向子著コミック「合葬」(ちくま文庫)を読んで彰義隊に興味を持ったので、今回の展覧会で、芳年描く彰義隊の画がどのようなものか期待していました。慶応4年5月、新政府軍の攻撃で彰義隊が壊滅するが、芳年は上野の山に登り、戦場の死屍累々のさまをつぶさに実見しスケッチしたそうです。だからこれほどリアルな絵が表現できたのだと思いました。
で、今回この展覧会の最終日に間に合い見る事が出来ましたが、来年2018年には、神戸ファッション美術館に巡回し、1月13日(土)~3月11日(日)の期間公開されます。見逃した方はぜひぜひ!
月岡芳年(1839ー1892)は、幕末から明治前期に活躍した浮世絵師。歴史絵、美人画、役者絵、風俗画、古典画、合戦画など多種多様な浮世絵を手がけた。また、芥川龍之介、谷崎潤一郎、三島由紀夫、江戸川乱歩など近代日本の文学者にも愛された。そして、画家 横尾忠則は、芳年をテーマにし編集した「狂懐の神々」(里文出版)と言う本を出している。
そして、芳年と言えば血みどろの無残絵のイメージが強いのですが、この画家の作品の持つ、人物の表情や姿のリアルさ、ダイナミックな構図、鮮やかな色彩(特に赤色が秀逸)、スペクタルあふれる情景(さすが国芳の弟子)などその表現力や画力に圧倒されます。今回それらの作品を見て改めてかっこいいなと思いました。
以前、杉浦日向子著コミック「合葬」(ちくま文庫)を読んで彰義隊に興味を持ったので、今回の展覧会で、芳年描く彰義隊の画がどのようなものか期待していました。慶応4年5月、新政府軍の攻撃で彰義隊が壊滅するが、芳年は上野の山に登り、戦場の死屍累々のさまをつぶさに実見しスケッチしたそうです。だからこれほどリアルな絵が表現できたのだと思いました。
で、今回この展覧会の最終日に間に合い見る事が出来ましたが、来年2018年には、神戸ファッション美術館に巡回し、1月13日(土)~3月11日(日)の期間公開されます。見逃した方はぜひぜひ!