ギタリスト＆ラジオ

　先日、梅田サンケイホールブリーゼで開催された「ラリー・カールトン＆スティーヴ・ルカサー」のコンサートに行ってきました。フュージョン界の代表的ギタリスト　ラリー・カールトンの超テクで弾くギターの音色の美しさには、聴き惚れてしまいました。そして、ロックバンドＴＯＴＯのギタリスト　スティーヴ・ルカサーのゴリゴリのロックギターサウンドは快感でした。しかし、アンコール一曲だけは、少し残念でした。

　その日は、ＮＨＫ－ＦＭ「萩原健太＆近田春夫のロック巌流島」で、三大ギタリスト（ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック）特集をやっていました。まさにギター三昧の日！（そういえばコンサートでは、スティーヴ・ルカサーがエリック・クラプトンの代表曲「クロスロード」やっていました。それから、ジミ・ヘンドリックスの「リトルウィング」やジョージ・ハリスンの「ホワイル・マイ・ギタージェントリー・ウィーブス」も。ギター好きにはたまらない選曲でした）。で、ラジオはトラッドロック（６０,７０）好きにとっては最高のアイテムです。

　最近では、「ジョー・コッカー」（ＮＨＫ－ＦＭ　ピーター・バラカンのウィークエンドサンシャイン）［フランク・ザッパ」「ルー・リード」（ｋｉｓｓＦＭ　ＡＯＲ）などの特集も放送されていました。トラッド・ロックファンは、今後のＦＭ放送は要チェックです！良い番組は早朝や深夜に多いのでラジオレコーダーを購入して留守録をして空いた時間に聴くのがおすすめです。

東京

　少し前に、ＢＳプレミアムで放映していた「シリーズ東京　街はこうして輝いていた　六本木　川添梶子」を見た。この番組で六本木と言う街の事、この街にゆかりのある川添梶子さんの事、そして川添浩史（1913～1970）梶子（1928～1974）夫妻がオーナーを務めた伝説のイタリアンレストラン「キャンティ」の事をレポートしていました。この店のオープン（1960）から常連のかまやつひろし（ミュージシャン）や、村井邦彦（作曲家）、立木義浩（写真家）がインタビューに答えていました。また、店のサイン帳には、カトリーヌ・ドヌーブ、セルジュ・ゲンスブール、ジェーン・バーキンなどの外国の有名人のサインが多数残されていました。

　で、この番組が面白かったので、一度読んだことがある野地秩嘉（ノンフィクション作家）著「キャンティ物語」（幻冬舎文庫）を再読しました。この本には、この「キャンティ」に集った人々の名前が紹介されていました。例えば、作家では三島由紀夫、安部公房、丸谷才一、作曲家の黛敏郎、團伊玖麿、画家の今井俊満、堂本尚郎、岡本太郎、映画監督の黒澤明、山本薩夫、歌手のミッキー・カーチス、後にグループサウンズ、スパイダーズを結成する田辺昭知とかまやつひろし、堺正章、井上順、タイガースの加橋かつみ、テンプタ―ズの萩原健一、俳優の岡田真澄、伊丹十三、石坂浩二、女優の加賀まりこ、大原麗子、作詞家の安井かずみ、ｅｔｃ。60年代は、川添夫妻の人脈で集まってきた友人たちのレストランというよりダイニングキッチンの様だったらしい。

　テレビでは、川添梶子さんのポートレート写真が紹介されていましたが、とてもおしゃれでカッコよくって輝いていました。この魅力がこの店に人々を惹きつけた理由だったでしょうね。中でも、加賀まりこ、安井かずみ、松任谷由美の3人にとって川添梶子さんはあこがれの対象だったそうです。

　興味をもたれた方は、ぜひぜひこの本を読んでみてください。著者　野地秩嘉の他の著書「エッシャーに魅せられた男たち　1枚の絵が人生を変えた」（知恵の森文庫）「ビートルズを呼んだ男　伝説の呼び屋永島達司の生涯」（幻冬舎文庫）「ＴＯＫＹＯオリンピック物語」（小学館文庫）も面白いです！おすすめします。

アート情報

　まもなく始まる楽しみな展覧会三つ。

　「ホドラー展」（スイスの巨匠、その全貌に迫る大回顧展）　2015年1月24日（土）～4月5日（日）兵庫県立美術館　テレビの美術番組「日曜美術館」と「ぶらぶら美術博物館」でこの画家の特集を見て予習したので、後は早く本物が見たい！

　「チューリッヒ美術館展」2015年1月31日（土）～5月10日（日）　神戸市立博物館　巨匠（ピカソ　セザンヌ　モネ　シャガール　ゴッホ　ドガ　モンドリアン　クレー　ルソー　マグリット　ダリ）の作品がいっき見できるなんてなんと贅沢！こちらも楽しみです。

　「高野山の名宝」2015年1月23日（金）～3月8日（日）　あべのハルカス美術館　先日、奈良桜井にある寺院「安部文殊院」で、鎌倉時代の大仏師「快慶」の国宝「文殊菩薩像」を見て感動しました！で、慶派のもう一方の雄「運慶」の国宝「八大童子像」がこの展覧会で見れるので、こちらも期待度大です！

　「アートで心の健康を！」　

お正月

　お正月休みは、読書とウォーキング（サムキモチよかったです）を楽しみました。で、四方田犬彦著「月島物語ふたたび」（工作舎）を読了。歴史、文学、コミック、映画、著者の体験（月島に住む）など様々な面から「月島」を考察していてたいへん興味深かったです。すると、横浜の友人から年賀状が届き、そこに先日、月島を散策しましたと書かれていました。とても羨ましく思いました（ク～）。

　また、前から一度お正月にアート鑑賞したいなと思っていたら、神戸王子にある横尾忠則現代美術館が２日から開館していたので、その２日に行って来ました。今回は、写真家篠山紀信が横尾忠則とゆかりの人（三島由紀夫、高倉健、浅岡ルリ子、美輪明宏、カルロス・サンタナｅｔｃ）を撮った「記憶の遠近法」（１月４日終了）と言う展覧会が開催されていました。会場で、横尾忠則X瀬戸内寂聴のトークショーのＶＴＲが放映されていたので、それも見てきました。楽しいトークショーでしたが、特に寂聴さんの明るさにお正月そうそう元気をいただけて良かったです。

　この美術館での次回の展覧会は、「横尾忠則大涅槃展」（１月２５日～３月２９日）。作品以外にも横尾さんの蒐集癖によって集められた約６００体の涅槃像コレクション（仏像からアニメキャラまで）も展示されるそうです！楽しみです。

謹賀新年

　明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

　今年も、地元のお宮さんにお参りしてきました。帰ってから新聞のテレビ覧を見ていたら、ゲゲ！見逃していたドラマ「孤独のグルメ　シーズン３」の全１２話をいっきょ公開していた。朝から放映していたので、気付いたのがお昼だったので半分は見逃してしまった（ク～～～）。後は、バッチリ録画しました。今読んでいる、原作者の久住昌之著「野武士、西へ」（集英社）も面白い！

　毎年元旦に、ＮＨＫ－ＦＭで放送している「坂本龍一　ニューイヤ―ＳＰ」は、坂本氏病気の為中止かなと思っていたら例年どうり放送がありホッとする。

　年末年始は、思はぬ特番ががあるので要チェック！年末にあった「名盤ドキュメント　はっぴえんど　風街ろまん」（ＢＳプレミアム）は、よかった。しかし、今日放送のあった「草間彌生の富士山　水玉の女王が浮世絵版画職人とコラボ」（ＮＨＫプレミアム）見逃した（ク～～～）。

　で、今年もみなさんお元気でお過ごし下さい。調子の悪い時は、浜本鍼灸治療室にご相談ください。では、ハッピーニューイヤ―！