ブログhitorigoto

ガーガー,グーグー,ひとりごと。

面積

2010-10-27 23:07:20 | 算数
1時間目算数「面積」

この単元では特にアウトプットをさせることを意識している。
今日は台形の面積の求め方。

①台形の面積の求め方を自分で考えさせる。
②考えた方法を一目でわかる図に書かせ持ってこさせる。
③僕に説明させる。
④合格(救積方法が理にかなっていてそれを自分なりに説明できた)した子は別の方法を考えさせる。
 そのうち各方法1人ずつ板書させる。
⑤思いつかない子は板書をヒントにする。
⑥ほぼ全員が合格した段階でノートに書いた方法をお隣さんに説明させる。
⑦席を立って誰でもいいからさらに「3人」の相手に説明をさせる。
⑧板書した子が前で説明をする。
⑨その説明でわかったかどうか挙手させる。
 わかった子が少ない場合は再度説明させる。
 それでも伝わらない場合はわかった子に代わって説明させる。

授業の最初に既習事項の復習に時間を割きすぎてここで時間となってしまった。
本当はこの後,公式につなげて,練習問題,スキルとしたかったのだが。
三角形や平行四辺形もほぼ同様の進めた方で授業している。

ここでのキーパーソンはいわゆる「物わかりの良くない子」だ。
そんな子に理解してもらおうとあの手この手で伝えることで伝える方の表現力も理解も伸びると思う。

⑦の「3人の相手」もそんなねらいがある。
「3人」というと普通仲良しに説明をしにいく。
仲良しが算数苦手であったり物わかりがよくなかったりすることも当然ある。
だが仲良しにわかってもらおうと努力もするし,仲良しだから聴く方もするどいつっこみを入れたりもする。

「物わかりの良くない子」が大切にされる授業でありたい。





 

余りがアール

2010-09-25 22:32:42 | 算数
今,算数では小数の割り算を学習している。

先日は商を1の位まで求めて余りを出すという計算を学習した。
小学校の計算問題で最難関のパターンではないだろうか。
ざっと数えたら13の躓くポイントがあった。

そのなかでも特に間違うのが,余りは小数点を元の位置に戻して出すということ。

「2リットルのジュースを0.3リットルずつ分けると何杯できてどれだけ余るか」
という具体例を考えると理解できるのだが,
子どもたちは平気で「6杯とれて2リットル余る」と答える。
これではいくら飲んでもへらない魔法のジュースだ。

「あれ?おかしいぞ」と気づくことが大切なのだが,なかなか定着しない。

筆算に書いた場合,小数点の移動は「r」のようになる。
そこで「余りがアール」と教えている。
僕はなかなかうまいと思っているのだが,子どもたちの反応はもひとつのようだ。

これはやっぱり繰り返し練習だろうか。

わり算の筆算

2008-05-10 02:00:02 | 算数
算数では「わり算の筆算」を学習している。
「たてます→かけます→うつします→ひきます→おろします」のアルゴリズムが定着しつつある。

が,すでにつまづいてい子もいる。
現在,つまづきのパターンは2つ。

1つめ。
54÷2で5の上に2は立てられるが
4の上に7を書き忘れる子がけっこういる。
ちゃんと7を立てて2×7=14として,うつして,ひいて,余り0まで計算できているのに書き忘れるのだ。
「商がないのはしょうがない」と親父ギャグを言っているけどもちろん解決策にはならない。

2つめ。
54÷2で5に2を立てられない子が2人。
5の中に2が2つ入るということが理解できていない。
九九表を全員に渡しているが,九九表を使いこなすのも実はけっこう基礎学力が必要。
これは3年のわり算からやりなおすべきか,それともやっているうちに身に付くものか。


算数の問題

2007-09-23 14:57:43 | 算数

金曜日の算数で授業し,破綻した問題。

「たて9cm,横16cmの長方形と同じ面積で,横の長さが8cmの長方形のたての長さは何cmですか。」

日本語として子どもにはわかりにくい。

 読んだ瞬間「わから~ん」の声が続出。

 例会でもういちどチャレンジした後,代表から代案をいただいた。

 すっきりとしてわかりやすかった。 キーワードは「既習に戻せ」だった。