短命や花もつ八つ手何本も 　短命や花もつ八つ手何本も（短命花持八手何本）はタン・...

　　　月夜にておもひつづくるあらぬこと 　月夜にておもひつづくるあらぬこと（月夜思続有...

　　　木犀に歩く言はうか言うまいか 　木犀に歩く言はうか言うまいか（木星歩言言）はモク...

　　　病ら葉よかくまで恋ふと知られけり 　病ら葉よかくまで恋ふと知られけり（病葉斯迄恋...

　　　自棄にしてかくほどまでに明るむ月 　自棄にしてかくほどまでに明るむ月（自棄斯程迄...

　　　甘へるよりほかにすべなし夾竹桃 　甘へるよりほかにすべなし夾竹桃（甘他術無夾竹桃...

　　　ひと恋ひの箱根白百合手折りけり 　ひと恋ひの箱根白百合手折りけり（人恋箱根白百合...

　　　月明のくちびるかはく哀しけれ 　月明のくちびるかはく哀しけれ（月明唇渇哀）はガツ...

　　　いまは言ふまじ秋あかつきを列なす鳥 　いまは言ふまじ秋あかつきを列なす鳥（今言秋...

　　　流星や恋恋として喰むいちじく 　流星や恋恋として喰むいちじく（流星恋恋喰無花果）...