鈴木しづ子(私的解釈)惜しみなく。
惜しみなくなまめき光ろふ月夜の葉 月夜の葉が光るのは受け身である。自ら光っているわけではないけれど、この大いなる宇宙の片隅で一葉は今、月の光に照らされている、輝いている。...
鈴木しづ子(私的解釈)コスモスなど。
コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ コスモス(秋桜)が風に吹かれている穏やかで優しい風情は、まるで黄泉の国。わたしは何時だって抗うことで生きてきた、負けないよ、どんなに...
鈴木しづ子(私的解釈)風鈴や。
風鈴や枕に伏してしくしく涕く 風鈴の音、チリン、チリンと何処からか聞こえてくる...
鈴木しづ子(私的解釈)動乱や。
動乱や白き花在る枯れの中 動乱である! この争い乱れた世の中にも汚れを知らぬ白...
鈴木しづ子(私的解釈)いまは言ふまじ。
いまは言ふまじ秋あかつきを列なす鳥 どこへ帰るのだろう、列をなして鳥が飛んでいく。 暑い夏を過ごして再び南国へ向かう生命体の群れが秋あかつきの中に消えていく。 秋の憂...
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