「ヒト」を動物園の檻のなかで展示だって！

国連が支援して発足した政府間組織「大型類人猿生存
プロジェクト（GRASP)は、絶滅が心配されているゴリ
ラやチンパンジー、オラウータンにボノボの４種類の
の生息地の保護と密猟者から守るため、これらの大型
類人猿が生息する国が、国レベルの計画をたて、それ
を動物学者、科学者や国際社会が支援していく計画案
をまとめた。

類人猿を絶滅から救わなきゃ！
なんたって人類の、君の祖先だからね！
　　　　　　？
でしょ？祖先はおじいちゃん？
うん、まあ、それをいうならお婆ちゃんもねぇ
ひいおじいちゃんも、その前のナニベイどのも
ナニエモンさんまで祖先か？
それは先祖か？

人間は誰がつくったのか？
と訊いてしまうと、誰かという創造主の存在を暗に
認めることになってしまい、そうなるとエデンの園が
中東にあったらしく今ではそこは公園になっていると
いう話も真実のようにきこえる。
アダムとイヴを人類の原点とすれば、それを創造した
のは・・・やはり・・・
　　　ぼのぼ？かみ？おらうーたん？
　　　　　　　　　ごっど？ごりら？でゅー？

　　　　信じますか？あなたは信じますか？
「見てごらんなさい！この地球を！この星に生まれた
幾多の複雑な生命！自然界の特徴とされるもの、この
ような、なんとも説明しようにも、この美しくもはか
ない命の姿これら全ての愛が、人間の命が「進化の結果」
として誕生したとは考えられず、やはりこれは
「知的な力を持った超越者のお力が創造に介入した」と
考えるのが自然ではないか、
そしてその超越者とは、あなたがた、ひとり、ひとりの
心に浮かぶ「！」なのです

という考えが「知的設計（論）インテリジェント・デザ
イン（ID)」と呼ばれ、ダーウィンの進化論を受け入れが
たいアメリカ人に支持されていることをを８月１２日に
書いた。
（ナニシロ）アメリカ人の多くは人間は神が創造したと思って
いるのだ。
そのアメリカ人のなかで、白人のルーツといえば大ブリ
テン島に住むアングロサクソンやケルト人だが、日本で
いうイギリス人だな。その島の国の首都にある動物園で、
なんと！なあんと！神が創造した人間が！
どういうわけか檻のなかにいるではないか！
それも男だけではない！数えてみれば１，２・・６，７
男女８人がそこにはいるではないか！
アメリカ人の祖先ともいえる彼らがなぜ檻のなかにいる？

クマ用に使われているクマ山で行われている「ヒト」８人の
展示は「ヒト」希望者３０人のなかから選ばれた男性３人と
女性５人で俳優、モデル、化学者に獣医学部の学生などなど。
さてこの水着とイチジクの葉をまとった「展示中」の８人は
動物として来園者に見られている間は、フラフープやボード
ゲームで遊んだり、ラジオで音楽を聴いたりしている。
「ヒト科」の食事内容、居住形態、世界各地での生息地域
ヒトがさらされている危険の内容などを詳しく説明したパネル
を読んだ大人の来園者はゲラゲラと笑ったり、指をさしたり
するが、子供たちの反応は同じではないよね。

なんで「ヒト」がいるんだろ・・・？
というのが子供たちの思うことで、それこそが！その疑問に
答えることがロンドン動物園のヒト展示の目的なんだな。
こうして、他の動物と一緒に檻のなかで展示されることで
人間も霊長類の一種に過ぎないと人々に教える事が出来ると
考えているそうだ。
「うんうん、人間はね、みてごらん、あそこにいる大型
類人猿から、なっがぁーーーい時間の後に、こっちの檻に
いる形に進化したんだよぉ」


展示されている化学者のマホニー氏の言葉
「人間はほかの動物より優れていると思っている人は多いが
ここで動物として人間を見れば、われわれはそれほど特別な
ものじゃないとわかる」
来園者のひとりの言葉
「英国に住んで９年、この展示のおかげで初めて動物園に来る
ことになった。人間も動物なんだね！」

展示されている８人の「ヒト」は毎晩、閉園すると檻を出され
服を着て、バスや地下鉄、徒歩や自転車で自分が気に入ってい
る檻のなかに帰っていく。

アフリカではゴリラやオラウータンの保護が叫ばれ、
アメリカ人の過半数が人間は超越者＝神の力によって誕生したと
信じられ、
「ヒト」の夜の生態に関してはロンドン動物園では観察できず
いまだに謎のままらしく、
どうしても興味のある者はシンガポールで「その方面」の博覧会
に出かける・・・
ああ人間！われもまた動物なりー