カフェバー・ハーフタイム

above us only sky 人の上にあるのは空だけ みんな平等って意味だろ ジョン? 

もうひとつの3対3

2005-05-28 10:56:57 | Weblog
最近の若いサッカーマニアでも知らないことが多いし、別に
どーってことないかもしれないが、もし今、君が20代で
オランダやイタリア、ドイツやフランスでさ、偶然に小野が
買い物してたり、カフェでヒデや柳沢、俊介がいて、高原と
レストランで隣同士になったりパリで松井や中田(浩)にサ
インもらったり、ついでにちょっとでも会話したらさ、
なんかファンになる気持ちわかってくれるかな。
まあそんなことがオレにもあったわけよ。
1978年西ドイツ ケルン オレを会話だけでなく
プレーでも熱くさせたプレーヤー奥寺康彦。
現横浜FCのゼネラルマネージャーその人だ。

前の年の77年に1FCケルンと契約した奥寺は
デビュー1年目から活躍し、チームのリーグ、カップ
優勝に貢献していた。ケルンをオレが選んだのは当然
彼の活躍を生でみたいからであり、日本人初のプロ
選手のプレーを焼き付けて自慢したかったのだと思う。
日本人だってサッカーのうまいのがいるんだ。
通用するんだというところを知りたかったし、ある意味
では飢えていたな。
どれだけサッカーが好きで、それがどれだけ友人の輪を
広げる役になってくれても、一度「日本サッカーと選手」
に話題がふられても、誰も名を知らず、なんら誇れる
成績がなかった。
経済的には高度成長が進み、日本の企業がどれだけ進出
しようと、ヨーロッパにおいての日本は自動車や電機メ
ーカーの名前が口にされるだけで人間を語られることは
皆無だった。
そのなかで奥寺は100%ドイツでもっとも有名な日本
の人間で、少なくともケルンやとなりのデュセルドルフ
ではその名は誇りと同意語だったと思う。

シーズン78-79でリバプールを沈めたもうひとつの赤い
軍団フォレストはベスト8でオレのもうひとつのひいき
スイス代表のグラスホッパーにも圧勝し、オレを大いに落
胆させていた。しかーーし、リベンジの時期はやってきた。
われらがケルンが抽選でセミファイナルで天敵フォレストと
戦うことになったのだ。

アウェーでの第1戦、2点を先制したケルンだったが相手は
ホームで40試合以上無敗を続けるイングランドのチャンピ
オンでなんと3連続ゴールを奪って逆転した。
敗色濃厚か!と思われたとき、サイドに現れたのはわれらが
奥寺!ついに日本人として初めてチャンピオンズのピッチに
立った。
その感動は忘れられないね。サッカーの世界でそれも欧州の
最強リーグに所属する日本人っていうだけでもすごいのに、
とうとうヨーロッパのナンバーワンを決める戦いの舞台に登場
するんだからさ。
その感動が覚めぬ間に、奥寺にボールがわたり、そして強烈な
左足が・・・ズドーン!
キーパーのシルトンは飛んだものの(確かボールは弾まずに)
そのままネットへ・・・ほんとかよー
ゴーーールだ!同点だ!ありえないー
決まったよ!リプレイみた!すげー!エトセトラ・・・

3対3!なんかどこかで見たスコアだな。
でもこの試合のスターはジェラードでもドゥデクでもない。
日本のOKUDERA!「オクー」だったぜ。









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リバプール3連覇の夢は?

2005-05-28 09:28:09 | Weblog
夏の間、週に3回も3000メートルを超える辺りまで
行ったり来たり、いやーなんとまあ辛いバイトだったなー
日に2万円のバイト代は破格だったけど
こっちは肺も破れそうになった。
まあ、スイスアルプスでのアルバイトはまた「いつか」の
話にして、よーやく稼いだバイト代をジュネーブに取りに
行った日のこと。
新聞を買ったら一面に、出たー組み合わせ!
な、なんとーリバプールの相手はフォレストだあ!
リーグのチャンピオンと欧州チャンピオンの激突だよ。

今のチャンピオンズリーグでは避けられているけど、1回戦
で同国対決になってしまった。その夜のテレビで、確か抽選
はスイスでやってたな。今になって思えばFIFAのオフィスか
な?チューリッヒ。

ノッティンガムフォレストはつい数年前まで無名のクラブだ
ったのにわずか数年でイングランドのトップに登りつめた。
けれど詳しいことは全然わかんなかった。
英国の雑誌をたまに読んでもそんなに英語がわかるわけじゃ
ないし、今のようにインターネットやサッカー雑誌で情報が
間単に手に入るわけじゃないから、テレビの「やるはず」、
「見れるはず」が頼りだった。

1回戦のファーストレグ。スイスの代表グラスホッパーの
試合はライブで7点か8点とって圧勝!
もう他の結果を早く見せろイライラしたのを思い出すな。
ドイツの放送局ではケルンの勝利を放送、別のチャンネル
ではトルコ、ギリシャ、イタリア、スペインというように
地図で東の国から順に試合を放送していて、この分なら
イングランド決戦は最後かと思って、また別の放送局の
ダイジェストを見ていたけど、結局その日は放送されず、
リバプール勝利を信じたニュースは新聞を見て確認する
ことになった。
でもそれは正確には敗戦のニュースだった。

なんと0-2の完封負け!。
フォレストのメンバーにはおおーなんと、ゲミルって?
あのゲミル?そうスコットランド代表で前年のワールドカッ
プでオランダから2ゴールを奪ったあの男が出ていたのだ。
同じ代表のダルグリッシュがレッズにおり、そーかー、見た
かったなー。
2週間後の第2戦。ホームでのリバプールは逆転を狙うも
フォレストと代表で活躍したスーパーGKシルトンを破れず
スコアレスドロー!なんとリバプール3連覇への道は最初の
一歩で終わってしまった。
大きな楽しみがひとつ減ってしまったけれど、なんと
思いもよらなかったすばらしい出来事、
この時にはまさかこの年のチャンピオンズに
こんなことが・・・って思う感動的な事が起こるんだ。





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ドイツ語はドイツでやれよ?!

2005-05-28 08:19:39 | Weblog
ロンドンから帰国、とはいわないか!当時住んでいたスイスに戻り、
彼女の出迎えを受けてオレのスイスで生活が再開された。
恋愛に関してはスルーの予定であったが、パリで出逢って恋をして
バーゼルに住んだのであーる。
以上!。

今はどうかは知らないがスイスは日本人が大好きな国のひとつ、ぜひ訪
れたい国のランキングの常に上位に名を見つけられた。ところがこの国
は住んでみるとイヤー大変だ!
人口が800万のうち300万人くらいは外国人なんだな。労働力不足
を外国から特にイタリアとスペインからの若いのをスカウトして補って
たんだけど、観光に来てお金を落として帰っていくのは大歓迎だけど、
呼んでない国から来た東洋人には冷てー!
滞在許可がほとんどおりないんだな。スイスのためにバーゼル州のため
にアナタなにがデキマスカ?う・・・・ん。
デナオシテクダサーイ。あはぁ・・・。

スイスに住みたいっていってもさ、そりゃ理由がないと簡単には許可し
てくれないわな。
パリやロンドンみたいに語学研修ではヴィザが長期でおりないんだな。
だいたいスイスのそれもドイツ語圏でなんでドイツ語やるのさ?
ドイツ語やるなら西ドイツに行きなさい!って
当たり前なんだけどさ。だって彼女がここなんだからさ・・・
でもオレも一度はドイツに住んでみたかったし、スイスにいても彼らの
話すドイツ語はスイス方言で何もわかんないし、彼女は仕事があるから
オレひとりで(さみしいけど)西ドイツ行くことにしちゃった!

相変わらずバイエルンは強いけど、フランクフルトも良さそうだし、
キーガンの移籍したハンブルグもいいけど寒そうだし、どこに
すっかなーとまあ2-3日考えて、やっぱここかなって決めたのは
ケルン!
日本人には住みやすそうだし、チームは確かリーグとカップ両方を
獲っていた気がするな。
それでホームでチャンピオンズ見れるジャン!って思ったからねー

とりあえず6か月分の学費を作らなきゃなってことになり、季節は
夏だし、バイト口は多い国なので何人かに声をかけていたら、
ありゃーぴったりなバイトありました!
日本人観光客の送迎とガイド。
なにしろ人気あったからねースイスは。
一人で4-5か国語を話すガイドが珍しくないスイスだけど日本語
はさすがに勉強外言語だったからね。面接に行く前にバイトを紹介
してくれた友人と街を歩いていたら旅行会社のバイト担当者に
あっちまったよー!やばーい。だってさ、
その日のオレはいつものように普通に過激な服装でいたんだよね。
相手へのPK覚悟したね。祈ったねーはずせー!
「まあその服装だと多少(かなりでしょ!)怪しいけど、
まあ髪をおろしてね、ネクタイすればいいでしょ?
ネスパー(でしょ?フランス語)」って言われて、
スーパーセーブの気分。夏のバイト決てーちた。
後日提示されたバイト代見てビックリ!
おいおいホントにこんなにモラエルアルカ?
スイスいい国だー!
なんとかケルンでの授業料どころか滞在費も稼げそうになったので
こりゃーちゃんとやらなきゃなつーことで、
スイスへようこそー日本のみなさまって勉強が始まった。
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吼える!勝利の雄叫び

2005-05-28 06:29:37 | Weblog
リバプールの優勝はうれしいな。素直にそう思うよ。
ただ歓喜のサポーターが映し出されるとオレはあまり思い出したくない場所へ飛んでってしまう。

1978年のロンドン滞在中は試合が見たくて何度かスタジアムまでいったよ。
なにしろ25年以上前だからさ正確なところは思い出せないな。
ただひとつだけ覚えているのはさ、結局観戦はしなかったってことだな。
え?うん・・・まあスタジアムの周りを歩いて、試合前の雰囲気を味わったということかな。
あの気配はなんて言えばいいんだろ?
まあこれから喧嘩?ママや彼女の幸せを祈ったか?明日の朝日は見れないかもしれない?
だいたいこんな感じかなぁ。ポケットのなかに物騒なもんを握りしめて、体を揺らしあう。
そういう気合の入ったおっさん、お兄さんが何十人も固まって
歌ったり、吼えたり(人間が吼えるのを初めてきいたな)胸を叩いたり(ゴリラ)してんのに
そんなところでサッカー、見ますかー?見たいー?
いやーオレはやめた!やめといたよ。

オレはどーみたって東洋人のくそガキだし、むかつく髪型でサングラスとかしてるし
クラブが連敗中のサポや下位に沈んでるチームを応援しているやつらには、たまったストレス
をぶつけるには、もってこいの相手よ。虫だな、あいつらに言わせりゃ有色人種は。
オレはイングランドの若いのがちょっかいだす相手ではなかったけど、やつらの態度、生き様
にはホント閉口した。

まあ昔の話と思わずに、海外での試合観戦は今でもそれなりに気をつけてくれよな。





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