ただ過ぎに過ぐるもの、帆かけたる舟。人の齢。春夏秋冬。 『枕草子』より
変わらぬ自分というものがどこかにあるという思いは、自分を永遠の存在だと考えたがる私たちの勝手な思い込みだ 釈迦
蝶が飛んでいる、葉っぱが飛んでいる。この世このまま大調和。 河井寛次郎
火うつれども鏡やけず、水うつれども鏡ぬれず 夢窓国師
水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る 金子兜太
捨てないことも、信頼の証。 小説『捨ててもらっていいですか?』福田和代著より
天は植木も雑草も、同じように育てる。人は雑草を除いて、有用の草木だけを育てる。二宮尊徳
コントロールできないことについてはジタバタしないに限る。世の中には「どうしようもないこと」というのがある。 楠木建
長の日を乾く間もなし誕生仏 一茶
山川(さんせん)、域(ところ)を異にするも、風月(ふうげつ)は、天を同じくする 『宋高僧伝(大雲寺鑑真伝)』より
初日のうた
看よ看よ 臘月(ろうげつ=十二月) 盡く 『虚堂録』
まずは なりきってみるの/何かわかるかもしれない/ほらね なりきってみたら/はるか 世界は広がる 佐藤良成
蓮葉(はちすば)の 濁りにしまぬ 心もて なにかは露を 玉とあざむく 僧正遍照
一点の偽りもなく青田あり 山口誓子
雲をおひ(追い) 雨を衣に きる人は 大灯国師
一つの場所から他の場所へ移ってみたところで、自分からぬけだせるもんじゃない ヘミングウェイ『日はまた昇る』より
あめつち に われ ひとり ゐて たつ ごとき 会津八一
臨済宗妙心寺派松岩寺です。ホームページで「今月のことば」を紹介しています。その背景のブログです。
フォロー中フォローするフォローする