「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

10月15日(火)20時~・10月16日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

楽しめば空想、苦しめば雑念?

2024年08月26日 09時21分24秒 | コラム 


大阪水曜は水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

チコちゃん叱られそうですが、ぼっとしているのが好きな私です。

森田博士はさまざまな言葉を残されています。

今日のタイトルは私の好きな森田博士の言葉から頂きました。

とらわれの本質をわかりやすく表現されています。

かつて受験生の頃、雑念が気になって勉強に集中できないというとらわれに苦しんだ私です。

現在でもそのような生真面目な学生の方に出会うことがあります。

ぜひ将来この雑念が気になるという性格特徴を活かして趣味や何か創造的な仕事してほしいと思うのです。

好きなことを仕事にすると、きついことや才能の問題もあります。

自分で楽しむためだけでもよいと思います。

小説を書いたり詩を書いたり、作曲したり何か音楽や文芸で自分を表現してみてはいかがでしょうか。

ブログもよいと思います。

私は毎日このようなブログを書いていますが、これも自己表現の一つですね。

雑念恐怖がなければ出来なかったことだと思っています。

辛い受験生時代、以下の森田博士の言葉からとらわれですらあなたの才能ですと肯定されているようでとてもうれしかったこと覚えています。


今日の森田博士の言葉

大学卒業という目的を達するのには、嫌いな学科もがまんして勉強するほかはありません。

およそ一つの目的を達成するのには、たくさんのいやな仕事をがまんして、やりぬいてゆかねばならないものです。

君は簿記をやりながら音楽もやればよいのです。

まだその上に空想もし、居眠りもすればよい。

多々ますます弁ずるのです。



2024/08/26 一世




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森田を学べばテキトーになる?

2024年08月25日 09時13分04秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

私は常々自助グループの中で高田純次さんのような存在になりたいと願っています。

ズバリ、テキトーおじさんです。

その高田純次さんが、歳をとってからやらないようにしていることがあるそうです。

それは説教・自慢話・昔ばなしだそうです。

頭が痛いですね。

時々、自助グループに出没する治りすぎおじさんがいます。

ついつい成功体験を盾に過剰なアドバイスをするお節介おじさんです。

以前このブログで私は成功体験は共有できないと書かせていただきました。

私はこうして症状克服しましたとか、こうして立ち直りましたとかまではよいのですが、だからあなたもこうしなさいと、ついついやってしまうのです。

かくいう私も職場でやってしまっていつも後悔しています。

他人の課題に土足で入ってはいけないのですね。

私はいつも心の中で思っています。

その人の課題は、その人が自分で気づき、解決するしかないのです。

最後に森田を学ぶと臨機応変になります。

次第に周りとの調和がとれてきます。

今日の森田博士の言葉

われわれの心は外界の境遇に従って、絶えず変化するものである。

いやなことには、不快になり、好きなことに面白くなる。

これが反対になればパラドクス(逆説)になり病的になる。



2024/08/25 一世

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生きていることが貢献?!

2024年08月24日 07時28分50秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日地域の盆踊りのお手伝いをしてきました。

小さいお子さんが、若いお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんに連れられてやってきて、夏祭りを楽しんでいました。

平日ということもあり、若いお父さんは少なかったです。

おそらく職場で成果や効率を求められて、必死に残業でもしているのでしょうか?

自分自身の過去のサラリーマン生活と重なるようで切なく感じました。

仕事を定時に終わって家族で夏祭りを楽しむ余裕があれば、少しは適応障害など心の病も減るかもしれないと思ったりしました。

本日はアドラー心理学に関する著書で有名な岸見一郎氏の言葉を紹介させていただきます。

以下

※子供と関わったことがある人は、子供は何もしなくても親や周りの人に喜びや幸福を与えることで貢献できることを知っています。

子供が特別であることを願うのは、大きくなってからで、最初はただ無事に生まれてきたことを喜べるのです。

これは子供に限ったことではありません。

大人もありのままの自分でいることで他者に貢献できるはずです。

人は他者に何かをしているから貢献できるのではなく、生きていることで特別でなくてもありのままで、既に他者に貢献することができるのです。※

かつて私たちの自助グループで心の苦しみを訴える仲間にある先輩会員が、生きているだけでいいじゃないですかと言われたことがあります。

そのときはピンときませんでしたが、今は本当にそう思うことがあります。

あなたがそこにいるだけで、歓んだり幸せを感じる人がいるのです。


2024/08/24 一世
変われない? 変わりたくない? 
アドラー人生の意味の心理学(NHK出版)より抜粋
※岸見一郎氏著

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森田療法は生老病死の人間学?

2024年08月23日 11時16分46秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

暑いです。

今日は午後から仕事の私です。

灼熱地獄の中、今から出かけます。

仕事が終わり帰宅は夜中になります。

生きて行くのは大変です。

今日のタイトルは、「そのままのあなたですべてよしー私の森田人間学ー」よりいただきました。

その中には、このように書かれています。

※この生老病死の四文字は、何を伝えているのか。

そのどれもが、根本的に人間の意志によって自由にできないものをあらわしています。

人間は生まれながらに苦を抱えた存在、

とも言えます。

それが人生の普遍的な事実です。

自分のつごうで動かすことの出来ない、自然の摂理・法則です。

よしあしをはなれた現象そのものです。

年齢にも左右されません。

病でも死でも私に関係なしと、切り捨てることができない。

いっきにいうと生きることと死ぬことは、はじめからひとつのものなのです。


今日の森田博士の言葉

生と死は同一の事柄の両面観



2024/08/23 一世

※NPO法人生活の発見会編集
※山中和己氏

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それでも生きてゆく!

2024年08月22日 08時44分06秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日のタイトルはピアニストの辻井伸行さんの楽曲からいただきました。

所用で大阪市内に来ています。

朝からカフェで、ツナとチーズのクロワッサンとアイス珈琲でまったりしています。

女性スタッフさんの笑顔がとても素敵で朝から気分が良いです。

今日は仕事を忘れ心を解放しています。

行き交う人々をガラス越しからぼんやりと見ながら、人間関係について考えています。

ふと辻井伸行さんの作曲されたそれでも生きてゆくという楽曲が聴きたくなりました。

ここのところ、体調が悪く同世代の方の訃報を聞く度に、自分はいつまで生きられるのだろうかと自問自答する日々です。

若者の就活が終活に聞こえるのは気のせいでしょうか?

生きているのだから色々あるのは仕方がない。

娘が冷たいとか、若いスタッフと理解し合えないとかどうでもよいけど、気になるのも事実です。

自分にとって不都合な事実も含めて事実は事実!

森田博士の事実唯真それでも日々生きてゆくという言葉は、還暦過ぎの少々くたびれた今の私にとても寄り添う言葉です。




別に生きがいや、生きる意味、見返りなど求めなくてもよいのではないか!

ため息と共にふとそんな思いに心を奪われた朝です。

さあ、明日からまた戦場のような日常に戻るとしましょう。


2024/08/22 一世


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