大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日仕事のことでどうでも良いような小さなことを指摘され、むしゃくしゃしてそのことにいつまでもとらわれていました。
指摘は当たっているのかもしれませんがその言い方や表現がいやになりました。
悪意が感じられてその人間の顔が浮かんできて嫌な気分が増幅されていきました。
おまけに過去の嫌な上司の顔までうかんできて最悪でした。
またある電化製品のお店で流れていたBGMがいつまでも頭から離れず不快な気持ちになったことがあります。
企業戦略としてBGMひとつにも、意図的にそのような操作が行われていると聞いたこともあります。
便利さと引き換えに私たちは嫌なことも引き受けざるを得ないのです。
森田療法を何十年も学んでも、時々そのようなことが起こります。
最近は怒りをぶつける前にできるだけその場を離れ、その嫌な人間と関わらないようにしています。
白黒をはっきりさせたい、正義感の強い神経質タイプにはそのような方は多いでしょう。
このような堂々巡りや答えの出ない疑問を感じた時どうすればよいのでしょうか?
森田博士の答えはとてもシンプルで具体的です。
※今日の森田博士の言葉
そういうときにどうすればよいかといえば、自由に、遠慮なく、思うままに作為し、はからい、とらわれてゆけばよいのであります。
どしどしとらわれてゆけば、とらわれ尽くして、とらわれがなくなります。
こういう経験を積み重ねてゆくうちに周囲に適応して自然の本能が発現されるようになるのであります。
2023.11.19 一世