性能としては、1ページ当たりの最大容量は1MBまで表示可能。Flash Videoは1件あたり10MBまで、Flash8(一部Flash9)相当までの再生に対応といったところ。TOUCH CRUISERでの操作にも対応している。
とはいえ、PCブラウザの代替が出来るかというと、かなり制限の厳しい代替手段というレベルだ。
たとえば、Yahoo!JAPANトップページでは、Flashを利用した広告が表示されない上、簡易表示になっている。(表示される広告もあるようだ)
これ以外のサイトにおいても、Flash対応やページの最大容量の制限に引っかかってしまう印象が強い。YouTubeも、再生できる動画とそうでない動画があるようだ。
操作体系は、ソフトキーの表示などが出ないため、よく使う機能のショートカットによるボタン操作を覚えておかないと、かなり使いづらく感じてしまう。
「1」がズームアウト、「3」がズームイン、「7」でウインドウの切り替え、「#」がBokkMark表示、「メール」ボタンが戻る、「電話帳」ボタンが進む、といった具合だ。
また、BookMarkはリスト表示ではなく、全画面を使ったアイコン表示となる。これも独特の操作画面だ。
このほか、自動レイアウト表示という機能があり、高速にスクロールさせるとページ全体での位置表示にズームのアニメーションをともなって切り替わる。一瞬、フワッとした感じで画面が切り替わるので、好き嫌いが分かれるが、この機能は「フルブラウザ設定」から切ることも可能だ。
かと思えば、右ソフトキーでサブメニューが表示されるなど、モードブラウザに近い部分とそうでない部分が入り交じった不思議な感覚のソフトだ。他社製品とはいえ、操作体系の見直しやスペックの向上など、一般化するまでにはまだまだ改良が必要と感じる。