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gooブログ「曇りのち晴れ」

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曇りのち晴れ

2019-12-04 08:59:00 | 俳句日記
12月4日(水) 晴れ

冬の駅風の列車は北極行き



滑子汁もられた椀に両手あて(滑子汁)




たべもの歳時記

2019-12-02 18:23:00 | たべもの歳時記
たべものダイアリー二0一九年十月

十月 一日(火)晴 栗ご飯セットで買って炊飯器(栗ご飯)
十月 二日(水)晴 遠のいて里芋つるりと田舎味(里芋)
十月 三日(木)晴 無花果の葉陰に香る実の熟れる(無花果)
十月 四日(金)雨 風強く厨戸の鳴る芋の箱(芋)
十月 五日(土)晴 地球は丸く林檎の実は甘く(林檎)
十月 六日(日)晴 地の恵み雨の恵みを茸汁(茸汁)
十月 七日(月)曇 葡萄からワイン生まれて酔いしれる(葡萄)
十月 八日(火)曇 店先に林檎が積まれ駅の前(林檎)
十月 九日(水)晴 待った無し鍋噴く寸前南瓜煮え(南瓜)
十月 十日(木)晴 焼き林檎皮ごと芯をくりぬいて(焼き林檎)
十月一一日(金)曇 柿剥けば渋みが沁みて風が鳴く(柿)
十月一二日(土)雨 暗雲の動き大きく雨の冷え(桔梗)
十月一三日(日)晴 柿を切るヘタの座布団藍に染め(柿)
十月一四日(月)曇 夕ぐれて小豆煮ている母に似て(小豆)
十月一五日(火)晴 とりとめのない話して落花生(落花生)
十月一六日(水)曇 柿剥けばニュース飛び込み手を止める(柿)
十月一七日(木)曇 水弾く葡萄郷より地の叫び(葡萄)
十月一八日(金)曇/雨 栗ご飯炊けて夕風うねり出す(栗ご飯)
十月一九日(土)曇 エリンギの歯応え山に谺して(エリンギ)
十月二十日(日)曇 べったら漬け噛む音父に似る夫(べったら漬け)
十月二一日(月)曇 何度でも何度での積みモンブラン(モンブラン)
十月二二日(火)雨/曇 茸汁後悔は二度とするまい(茸汁)
十月二三日(水)晴 モンブラン山の一画く匙で掘る(モンブラン)
十月二四日(木)曇 雨幾度越えて朝陽に山葡萄(山葡萄)
十月二五日(金)雨 雨垂れを数え夕ぐれ鰯焼く(鰯)
十月二六日(土)晴 まず序章読み更ける夜の檸檬ティー(檸檬)
十月二七日(日)曇 無花果のデザート嬉し女旅(無花果)
十月二八日(月)晴 エプロンに香るは柚子の実の香り(柚子)
十月二九日(火)曇 雨恐く林檎噛むたび歯を気にし(林檎)
十月三十日(水)晴 とろろ汁啜る夫の朝始まる(とろろ汁)
十月三一日(木)晴 べったら漬け音たて齧る晴れた朝(べったら漬け)




曇りのち晴れ

2019-12-02 18:10:00 | 句集全集
俳句ダイアリー二0一九年十月

十月 一日(火)晴 あたらしく朝に始まる秋の空
十月 二日(水)晴 鱗雲町中ガブリ東京湾
十月 三日(木)晴 暁の風と舞込む虫の声
十月 四日(金)雨 とどくまで無限の高さ秋の空
十月 五日(土)晴 秋空へ大きく背伸び晴れ晴れと
十月 六日(日)曇 夜々数え月の影踏みうそぶける
十月 七日(月)曇 もどれない命育み秋の風
十月 八日(火)曇 爽やかな朝風木々の葉を鳴らす
十月 九日(水)晴 秋晴れが昨日と明日を引き連れて
十月 十日(木)晴 川上の山まで届け秋の雲
十月一一日(金)曇 過去の無い記録の渦に秋深む
十月一二日(土)雨 暗雲の動き大きく雨の冷え
十月一三日(日)晴 野分あと空青々と太陽系
十月一四日(月)曇 水の神天地ゆるがし秋曇り
十月一五日(火)晴 とりとめのない話して落花生
十月一六日(水)曇 大自然めぐる列島秋深し
十月一七日(木)曇 霧かかる木立が町を森にして
十月一八日(金)曇/雨 小雨降る大地の熱気冷ますよに
十月一九日(土)曇 濁流が川下り秋押し流す
十月二十日(日)曇 奔放な風神去れば草の花
十月二一日(月)曇 靴を変え足元気になる草の秋
十月二二日(火)雨/曇 なすすべの無くて怒涛の秋嵐
十月二三日(水)曇 暗雲を怒涛の豪雨秋終わる
十月二四日(木)曇 雨雲の押し寄せて来る蘆の川
十月二五日(金)雨 朝の雨音をうずめてやや寒し
十月二六日(土)晴 ワイナリー真正面に富士の秋
十月二七日(日)曇 秋服に変えて靴下履いて出る
十月二八日(月)晴 見上げれば風は音無く天高し
十月二九日(火)曇 はじまりは朝の銀杏小道から
十月三十日(水)晴 鵯鳴く垣の赤い実つっつかれ
十月三一日(木)晴 空高く風に未来の声が飛ぶ