goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログ「曇りのち晴れ」

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

青葉抄12月

2017-12-14 22:18:00 | 句集全集
  *
    *
    *




燃え尽きて五百羅漢へ散る紅葉

今朝の空からりと晴れて冬枯れる

カップまで温め珈琲夕時雨





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たべもの歳時記

2017-12-14 22:10:00 | 句集全集
俳句たべものダイアリー二0一七年十一月

十一月 一日(水)晴 ドンマイと笑顔の影に栗ごはん(栗ごはん)
十一月 二日(木)晴 あれこれと茸と魚ホイル焼き(茸)
十一月 三日(金)晴(文化の日) 林檎剥く皮の香りに北の空(林檎)
十一月 四日(土)晴 お芋焼くガスの火付ける朝の内(お芋)
十一月 五日(日)晴 柿熟し甘くとろけて姉の顔(柿)
十一月 六日(月)晴 鳥の声近くに聞こえ栗を剥く(栗)
十一月 七日(火)晴(立冬) 大根の辛さの沁みる朝ご飯(大根)
十一月 八日(水)曇/晴 入り陽背にザクっとかじる冬林檎(冬林檎)
十一月 九日(木)晴 葉を付けた蕪菜束解き台所(蕪菜)
十一月 十日(金)曇/晴 人参の尖がり頭のノッポさん(人参)
十一月一一日(土)晴 ズワイ蟹割ればすき間の無き程に(ズワイ蟹)
十一月一二日(日)晴 キーキーと鳥鳴く夕べ鍋支度(鍋)
十一月一三日(月)晴/曇 大根の辛さに朝の陽が昇る(大根)
十一月一四日(火)曇 朝の雨上がればキッチン葱刻む(葱)
十一月一五日(水)曇 みかん食べ皮の剥き方母に似て(みかん)
十一月一六日(木)晴 今朝の晴れて粥に納豆の糸絡む(納豆)
十一月一七日(金)晴 何でまた背筋震わせ葛湯飲む(葛湯)
十一月十八日(土)晴 何ごともほどほどが良く中とろ美味し(中とろ)
十一月十九日(日)晴 肴には鰤の刺身で飲み比べ(鰤)
十一月二十日(月)晴/曇 赤蕪のサラダ取り分け宴始まる(赤蕪)
十一月二一日(火)晴 朝の水人参の色際立たせ(人参)
十一月二二日(水)晴/曇 空の色写し冬菜の水に浮く(冬菜)
十一月二三日(木)雨/曇 大根の白さが痛く水仕事(大根)
十一月二四日(金)晴 ラウンジで手持無沙汰のホットチョコ(ホットチョコ)
十一月二五日(土)晴 鰤焼けて週末の朝が始まる(鰤)
十一月二六日(日)晴 蜜柑剥く一つが二つ夕間暮れ(蜜柑)
十一月二七日(月)晴 乾鮭の焼けて朝餉の空晴れる(乾鮭)
十一月二八日(火)曇/晴 包丁に大根柔ら朝支度(大根)
十一月二九日(水)晴 冬の柿甘くナイフの切れの良く(柿)
十一月三十日(木)曇 厨房に大鍋が出ておでん煮る(おでん)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇りのち晴れ

2017-12-14 22:06:00 | 句集全集
俳句ダイアリー二0一七年十一月

十一月 一日(水)晴 星まばら時を忘れて柳散る
十一月 二日(木)晴 朝風の水面をかすめ秋尽きる
十一月 三日(金)晴(文化の日) 秋空へ魂のうねりは尽きず
十一月 四日(土)晴 天高く心は雲を探すよな
十一月 五日(日)晴 秋晴れてかすかに風の笛が鳴る
十一月 六日(月)晴 どこまでも青く晴れゆく秋の果て
十一月 七日(火)晴(立冬) 整然と空に雲無く冬はじめ
十一月 八日(水)曇/晴 足元に落葉の絡む夜の町
十一月 九日(木)晴 涙まで燃えて紅葉の朽ちるまで
十一月 十日(金)曇/晴 ひらり落ちきらり飛び散る紅葉風
十一月一一日(土)晴 冬はじめしまい忘れたサンダル靴
十一月一二日(日)晴 カップまで熱く珈琲小六月
十一月一三日(月)晴/曇 気が付けば木々の忽ち枯葉色
十一月一四日(火)曇 燃えぬ間に燃え尽きるほど紅葉雨
十一月一五日(水)曇 分かれ道落葉敷き詰めなだら坂
十一月一六日(木)晴 気が付けば黄葉且つ散る大都会
十一月一七日(金)晴 女坂振り向けば早五十路坂
十一月一八日(土)晴 冬黄葉たった一度の人の世に
十一月一九日(日)晴 マフラーを風にからませ夕ぐれる
十一月二十日(月)晴/曇 木枯らしの悪戯かしら垣乱れ
十一月二一日(火)晴 冬ざれて我が身を見失いそうな
十一月二二日(水)雨 朝の雨足早に乗換ホーム
十一月二三日(木)雨/曇 枯れ色の空から濡れた翼降る
十一月二四日(金)晴 遠巻きに言われ振り向く冬紅葉
十一月二五日(土)晴 山茶花の人の背を越え空の海
十一月二六日(日)晴 冬浅く部屋に朝陽の陰を成す
十一月二七日(月)晴 冬うらら固さの沁みるチョコレート
十一月二八日(火)曇/晴 紅葉はや枯れて眠れる地を探す
十一月二九日(水)晴 大木に紅葉且つ散り年刻む
十一月三十日(木)曇 北風が町をすり抜け空乾く





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青葉抄11月

2017-12-14 22:03:00 | 句集全集
  *
    *
    *




ひと言の心に響く秋あかり

甘き葉に翅の音する秋の蜂

遠巻きに言えば藪蛇林檎剥く



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇りのち晴れ

2017-12-14 09:29:00 | 俳句日記
12月13日(木) 晴れ

地の眠り天の見守る冬うらら



鱈鍋の底に焦げ付く銀鱗(鱈鍋)



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする