俳句ダイアリー二〇十一年九月
九月 一日(木)曇 青房の葡萄に朝の靄降りる
九月 二日(金)晴 台風のニュースに二百十日来る
九月 三日(土)晴 野分くる予報に雲の色を見る
九月 四日(日)曇 吹きすさぶ風に尾花の袖なびく
九月 五日(月)雨 朝くらく多摩丘陵に野分来る
九月 六日(火)曇 雨上がり気付けば宵の赤蜻蛉
九月 七日(水)晴 梢より少し秋めく朝の風
九月 八日(木)晴 朝顔の大きく開く今朝の空
九月 九日(金)晴 震災の傷まだ癒えず秋桜
九月 十日(土)晴 朝晴れて雲の浮島秋の風
九月十一日(日)晴 月影の落ちてグラスの赤ワイン
九月十二日(月)晴(お月見) 十五夜の月と一献小酒宴
九月十三日(火)晴 良夜あけ晴れ晴れ今朝の空は青
九月十四日(水)晴 十五号南海はるか天高し
九月十五日(木)晴 山売りの檸檬をひとつ選り好み
九月十六日(金)晴 人又人午後の銀座でレモン菓子
九月十七日(土)晴 新涼のひととき木の葉の歌を聞く
九月十八日(日)晴 鶏頭の見かけぬ新種ショーケース
九月十九日(月)晴(敬老の日)宵闇の町にライトのともり出す
九月二十日(火)曇雨 野分あと又野分来る震災後
九月二一日(水)雨 初嵐ダイヤ乱れるメトロ駅
九月二二日(木)晴 野分あと夫(つま)の小言の又増える
九月二三日(金)曇 あけの空さやぐ波雲秋彼岸
九月二四日(土)晴 秋晴れの町の片隅戦没碑
九月二五日(日)晴 お萩にも黄粉も混ざり秋彼岸
九月二六日(月)曇/雨 爽やかな木立の風に朝の歌
九月二七日(火)曇 移りゆく秋を織り成す風の色
九月二八日(水)晴 無花果に切なきほどの甘さあり
九月二九日(木)晴 野分あと日に日に移る町の色
九月三十日(金)晴 女郎花夕陽に染まり背くらべ
九月 一日(木)曇 青房の葡萄に朝の靄降りる
九月 二日(金)晴 台風のニュースに二百十日来る
九月 三日(土)晴 野分くる予報に雲の色を見る
九月 四日(日)曇 吹きすさぶ風に尾花の袖なびく
九月 五日(月)雨 朝くらく多摩丘陵に野分来る
九月 六日(火)曇 雨上がり気付けば宵の赤蜻蛉
九月 七日(水)晴 梢より少し秋めく朝の風
九月 八日(木)晴 朝顔の大きく開く今朝の空
九月 九日(金)晴 震災の傷まだ癒えず秋桜
九月 十日(土)晴 朝晴れて雲の浮島秋の風
九月十一日(日)晴 月影の落ちてグラスの赤ワイン
九月十二日(月)晴(お月見) 十五夜の月と一献小酒宴
九月十三日(火)晴 良夜あけ晴れ晴れ今朝の空は青
九月十四日(水)晴 十五号南海はるか天高し
九月十五日(木)晴 山売りの檸檬をひとつ選り好み
九月十六日(金)晴 人又人午後の銀座でレモン菓子
九月十七日(土)晴 新涼のひととき木の葉の歌を聞く
九月十八日(日)晴 鶏頭の見かけぬ新種ショーケース
九月十九日(月)晴(敬老の日)宵闇の町にライトのともり出す
九月二十日(火)曇雨 野分あと又野分来る震災後
九月二一日(水)雨 初嵐ダイヤ乱れるメトロ駅
九月二二日(木)晴 野分あと夫(つま)の小言の又増える
九月二三日(金)曇 あけの空さやぐ波雲秋彼岸
九月二四日(土)晴 秋晴れの町の片隅戦没碑
九月二五日(日)晴 お萩にも黄粉も混ざり秋彼岸
九月二六日(月)曇/雨 爽やかな木立の風に朝の歌
九月二七日(火)曇 移りゆく秋を織り成す風の色
九月二八日(水)晴 無花果に切なきほどの甘さあり
九月二九日(木)晴 野分あと日に日に移る町の色
九月三十日(金)晴 女郎花夕陽に染まり背くらべ