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gooブログ「曇りのち晴れ」

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曇りのち晴れ

2015-05-06 09:39:00 | ノンジャンル
俳句ダイアリー二0一五年二月

二月 一日(日)晴 何もかも終わりなく過ぎ一月尽
二月 二日(月)晴 水仙の見ている町の無人駅
二月 三日(火)晴 ビルとビル移る陽と影春隣り
二月 四日(水)晴(立春) 晴れ晴れと太陽と木の芽の握手
二月 五日(木)雨 音も無く細雨降り出す寒の明け
二月 六日(金)晴 雪解けて木々に朝陽の柔らかく
二月 七日(土)晴 早春の草に朝陽の弾む声
二月 八日(日)曇 水温む大地の目覚め遠からず
二月 九日(月)曇 吾ひとり吾の声聞く春浅し
二月 十日(火)晴 明けくれば禽の声する春はじめ
二月一一日(水)晴(建国記念日) パンケーキジャムをたっぷり紀元節
二月一二日(木)晴 地の眠りさめて山気に春の声
二月一三日(金)晴 東より昇る陽の影春障子
二月一四日(土)晴(バレンタインデー) 陽の恵み朝に弾けて踊り出す
二月一五日(日)晴 チョコの箱バレンタインの忘れ物
二月一六日(月)晴 梅が枝の花が花呼び雲となる
二月一七日(火)雨 凍て帰る雨か霰か雪まじり
二月一八日(水)曇 篝火の弾け朝待つシクラメン
二月一九日(木)晴 陽に染まり三色すみれの詩(うた)紡ぐ
二月二十日(金)晴 明けの枝にたどだどしくも初音聞く
二月二一日(土)晴 早春の朝に渦巻く風の声
二月二二日(日)曇 夕東風に二杯目の珈琲熱く
二月二三日(月)曇 朝風に追われて歩く春はじめ
二月二四日(火)曇 梅ともり人の気配を禽に聞く
二月二五日(水)晴 天に地に北斗は巡り水温む
二月二六日(木)曇 桃開くカフェの片隅朝が来る
二月二七日(金)晴 一歩ずつ歩めばそこに春の道
二月二八日(土)晴 東風吹けば日付の欠ける夜を越える






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青葉抄12月

2015-01-03 15:51:00 | ノンジャンル
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冬はじめ解禁のボジョレー開ける

腕時計少し遅れて銀杏散る

寄せ鍋に進む晩酌宵の星




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俳句たべものダイアリー

2014-09-12 15:02:00 | ノンジャンル
俳句たべものダイアリー二0一四年九月

九月 一日(月)雨 朝厨オクラを刻む薄明かり(オクラ)
九月 二日(火)曇 グラスから浮いては沈むレモンの輪(レモン)
九月 三日(水)曇 無花果を割ればほろ苦朝の風(無花果)
九月 四日(木)曇 栗の実のほろりと甘くパンの中(栗の実)
九月 五日(金)曇/晴 馬鈴薯の皮剥きずらく夕支度(馬鈴薯)
九月 六日(土)曇/晴 里芋の土をはらいて鍋の中(里芋)
九月 七日(日)雨 里芋、馬鈴薯、薩摩芋宵迫る(里芋、馬鈴薯、薩摩芋)
九月 八日(月)曇 熱っ熱っと芋を囲めば笑顔あり(芋)
九月 九日(火)曇/晴 柔らかく煮えて里芋とろけ芋(里芋)
九月 十日(水)曇/晴 衣被丸く団子とご両人(衣被)
九月一一日(木)雨 皮むけば里芋月の影宿る(里芋)
九月一二日(金)晴 金柑の甘さ噛み締め昼ごぜん(金柑)
九月一三日(土)晴 無花果のジャムをコッテリパンケーキ(無花果)
九月一四日(日)晴 新米を待って米屋の前通る(新米)
九月一五日(月)晴(敬老の日)早々と林檎の熟す香りする(林檎)
九月一六日(火)晴 月見豆二つ並んで莢の中(月見豆)
九月一七日(水)晴 モンブランケーキの岳を匙崩す(モンブラン)
九月一八日(木)晴 胡桃にも山の声する夕間暮れ(胡桃)
九月一九日(金)晴 隠元の髭に禅師の空はるか(隠元)
九月二0日(土)晴/曇 焼きたてのクッキー噛めば秋果の香(クッキー)
九月二一日(日)晴 デザートにレモンの香り地中海(レモン)
九月二二日(月)晴 グラタンにお頭付きの秋の海老(グラタン)
九月二三日(火)晴(秋分の日)麦飯をたいらげ啜る茶の苦し(麦飯)
九月二四日(水)晴 銀杏の雄雌揃え鈴なりに(銀杏)
九月二五日(木)曇/雨 南瓜から飛び出すお化けコウモリか(南瓜)
九月二六日(金)曇/晴 秋刀魚焼く煙りを残す水仕後(秋刀魚)
九月二七日(土)雨 秋なすび鉄板焼きの香ばしく(秋なすび)
九月二八日(日)晴 サーモンのピンク一口寿司旨し(サーモン)
九月二九日(月)晴 塩焼きかムースか揚げるか青秋刀魚(秋刀魚)
九月三十日(火)晴 行儀よくホーク入れれば栗羊羹(栗羊羹)





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曇りのち晴れ

2014-09-05 21:16:00 | ノンジャンル
俳句ダイアリー二0一四年八月

八月 一日(金)晴 俳句展三種の冷茶飲み比べ
八月 二日(土)晴 歩行天の銀座通りを夏帽子
八月 三日(日)晴 良し悪しのつかぬ問答夏旺ん
八月 四日(月)晴 道半ば緑陰探す旅つづく
八月 五日(火)晴 蔓伸びて緑のカーテン狭き路地
八月 六日(水)晴(原爆の日)原爆の日の朝八時十五分
八月 七日(木)晴(立秋)昼顔の路地の石段通り抜け
八月 八日(金)曇 陽の強くまだまだ開く仏桑花
八月 九日(土)曇 短夜の怪談噺の咽び鳴く
八月 十日(日)雨 雨音の途切れて戻り初秋めく
八月一一日(月)晴 野分あとなまあたたかな風の笛
八月一二日(火)晴 温度計覗けば残暑終わりなく
八月一三日(水)晴/曇 六本木怪談を聞く盆の入り
八月一四日(木)曇/晴 明け早く盆の提灯裏通り
八月一五日(金)晴 木立より心地良く朝風とかなかなと
八月一六日(土)晴 まきつけば夜風と消える鏡草
八月一七日(日)晴 路地と路地つなぐ番地の百日紅
八月一八日(月)晴 朝風が木々の目覚めに涼を呼ぶ
八月一九日(火)晴(俳句記念日)陽の早く小鳥に朝の声を聞く
八月二十日(水)晴 朝顔の莟に過ぎし空の碧
八月二一日(木)晴 涼風の陽に溶け木々をキラめかせ
八月二二日(金)晴 朝に鳴くかなかなかなの意地らしく
八月二三日(土)晴 寝苦しく狢化けるか月隠れ
八月二四日(日)晴 どれどれと「怪談新聞」盆の朝
八月二五日(月)曇 赤とんぼ見つけて嬉し夕間暮れ
八月二六日(火)曇 藤袴とどまる風にうす曇り
八月二七日(水)雨/曇 霧雨の梢を濡らす通い道
八月二八日(木)晴 檸檬汁絞り下味隠し味
八月二九日(金)曇 エレベーターで登る都庁に霧晴れる
八月三十日(土)曇 かなかなと夕べを惜しみ路地曲がる
八月三一日(日)曇 撫子の小さな籠の草の花









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青葉抄7月

2014-08-17 21:38:00 | ノンジャンル
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棘のある一語かえされ白扇子

生ビールジョッキまで冷え宵の店

紫陽花の隣に停まるベビーカー



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